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サース・フェーの一般向きハイキング・コースの中でもっともポピュラーなコース。 家族連れで花をめでながらのんびり下ってくる人々も多い。
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サース・フェーのメイン・ストリートの南のはずれのロープウェー駅はシュピールボ−デン
Spielbode 行きのシュピールボーデンバーン Spielbodenbahn とプラッティエン
Plattjen 行きのプラッティエンバーン Plattjenbahn が同居している。 しかもシュピールボーデンバーンはシュピールボーデンで乗り換えてレングフルー
Längfluh まで行けるので、チケットを間違わずに買い、正しい改札から入場する。 と言ってもチケットさえ間違わなければ磁気式の改札で引っかかるはずであるので心配する必要は無い。 シュピールボーデンまでの片道はCHF18.00、往復だとCHF24.00だ。
この全長2450mのロープ・ウェーは小ぶりの赤いゴンドラ多数で運行されている。 フェルスキンバーンの乗り場の近くを通過すると斜度を上げ、650mの高度を稼ぐ。 シュピールボーデンは海抜2455mだ。 ロープウェーから後ろを見るとサース・フェーの村が良く見渡される。 写真右端を見るとロープウェーがまっすぐ通っているのが見える。 右端中央よりやや上方の赤みがかかっているところが駅で、村のはずれにあることが良くわかるだろう。
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シュピールボーデンの山上駅はレングフルー行きのロープウェーに接続している。 ここではそちらに向かわずに右手の出口から表に出る。 駅の外にはレストラン(右写真)がある。
山上駅のレストランとは反対側にまわり、すぐ近くの壁をまくとアラリン方面の眺望の良い場所に出る。 ここからの眺望が下の写真だ。 左側にかすかに見えるのがアルピン・エクスプレスの中間駅モレニア
(Maste 4)Morenia 2572m だ。 そして右側にはフェー氷河 Feegletscher の末端部分が見える。

山上駅に戻るときにマーモットを見つけた。 かなり警戒心が強く、近寄ろうとするとすぐ逃げてしまう。 やっと少し近づくことに成功したが、今度はそっぽを向いて良いポーズをとってくれない。 苦心の末やっと撮影できたのが右の写真だ。
ヨーロッパ・アルプスの野生動物は変に人間慣れしていないせいか、なかなか顔を見せてくれない。 このとき出てきたマーモットは2匹だったが、今回のサース谷滞在期間中、他の場所では一切動物を見つけることができなかった。
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シュピールボーデンのロープウェー駅からはつづれ折れのかなり急な下りが続く。 30分ほど行くと左手が開けて柵が見えてくる。 好奇心に引かれてそちらにコースを外れて行ってみると柵の向こうは深い谷だった(右写真)。 このあたりも氷河の先端で、土と氷が混じっていて美しいとはとても言い難い。 おまけに上方はガスって来た。
ここを少し下ると右に牛小屋がある。 このコースではいたる所に美しい高山植物が見られる。 これらを愛で、ロープウェーや下のサース・フェーの村を見ながらのんびり下る。
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シュピールボーデンからはロープウェーを右に見ながら背丈の低い植物の間のジグザグ道を下るのだが、やがて森林地帯に入る。 まもなく前方左にグレッチャーグロッテ
Gletschergrotte というレストラン(右写真)に差し掛かる。 雷雨が上がった直後に始めたハイキングだったのでがらんとしているが、天気の良い時にはたくさんの人々で込んでいた。
この小屋の先を下りていくと、沢が岩石や土砂でせき止められて出来たと思われる大きな水溜りのようなグロッテ湖
Grottesee に至る。
私はこの道をとらず、グレッチャーグロッテの手前を右に取り、沢を渡りロープウェーの反対側に出る道をサース・フェーへと下った。
沢を渡ったあたりは見晴らしが悪く、面白い道ではないのだが、やがて草原の中の道となり、右側も開けてきた。 右側に目をやるとプラッティエン
Plattjen の方向に何段かに別れた滝(左写真)が見られた。 2人の子供たちがその滝のほうへ歩いている。
さらに下っていくと道端にキリストの磔刑像(下)が建っていた。
フェルスキンバーンの乗り場を左手に見、さらに下るとシュピールボーデンバーンの乗り場に戻る。
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サース・フェー (ロープウェー駅) --- 12分 --- シュピールボーデン ・・・・・
1時間 ・・・・・ グレッチャー・グロッテ ・・・・・ 1時間 ・・・・・ サース・フェー
(ロープウェー駅)
ハイキング実施日 : 2002年7月8日午後-夕刻
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