1996年5月・・・近鉄小劇場
現代の舞踊
舞踊家群・ラバンの庭「風の吹きしく」 出品
照り返しが眩し過ぎる海辺の道
沈黙がやたらと体液の逆流を煽る
足の裏の逃れられない熱さが
痺れのように髄をかけあがる
― 風景 ― 何時かの記憶
身体に埋め込まれた光を探る
闇の身震いは向かい風のせい
乗り込む蹴り足は
さりげなく 決して弱くなく
― 風景 ― 一瞬の炸裂
深海に又一つ新たなる刻印
舞踊手 | 中川 薫 |
村上 和司 | |
丸尾 淳子 |