驚くほど中身がすっきりしたリグです。抵抗・コンデンサ等の大半はチップ部品で、かつIF・MIC・APCユニットを薄い基板で構成してハイブリッドICのように縦に搭載しています。
なお、下面は基板の裏にチップ部品がぎっしり実装されています。写真で示しても仕方ないので、省略します。
ここまでコンパクトすぎると、故障時に修理する自信がありませんHi。
おおよその部品(ブロック)の説明を追加しました。
オークションの無断リンクがあるので、仕様は非公開です。
2006.6.11作成
2007.10.3修正
2010.10.5追記
2007.10.3修正
2010.10.5追記
ヤエス FT-712L
☆周波数・モード | 非公開 |
☆定格出力 | 非公開 |
☆送信周波数構成 | 非公開 |
☆受信周波数構成 | 非公開 |
☆マイクインピーダンス | 非公開 |
☆受信方式 | 非公開 |
☆受信感度 | 非公開 |
☆通過帯域幅 | 非公開 |
☆電源 | 非公開 |
☆消費電力 | 非公開 |
☆寸法・重量 | 非公開 |
☆発売年・定価 | 非公開 |
リグの説明
写真(左側)のようなプラスチックの基台をネジ止めし、スピーカを乗せるだけです。
この上にカバーを載せますが、十分すぎるほどシンプルです。
スピーカがカバーにネジ止めされていると、いつも調整に困ります。このようなアイデアは歓迎です。
受信部
受信感度の良いリグ、と聞いていました。データを取ると、入力信号レベルが低くてもS表示が大きくなります。
調整箇所は430MHzの3段ヘリカルレゾネータと455KHzのIFTだけです。450MHz付近まで良好に受信出来るように調整してあるそうなので、ヘリカルレゾネータをアマチュアバンド内に絞って調整しました。
調整箇所は430MHzの3段ヘリカルレゾネータと455KHzのIFTだけです。450MHz付近まで良好に受信出来るように調整してあるそうなので、ヘリカルレゾネータをアマチュアバンド内に絞って調整しました。
調整前はバンド内ほぼ同一特性でしたが、430・435・439MHzの3点で調整した結果、上限で変化するような特性になりました。これでも440MHzでは従来並みです。
S(バーグラフ)はおおむね2程度上昇しています。
S(バーグラフ)はおおむね2程度上昇しています。
調整前 | 調整後 | バーグラフ表示特性 F=434.0MHz |
送信部
送信出力はHIGHで15W、LOWで2.5Wありました。レベルを前オーナーが調整したようです。
パワー制限を解除すると、430.00MHzで15.9W、439.98MHzで15.2Wとなりました。途中のドライブ等で調整箇所は全くありません。
パワーを13W程度に固定すれば全バンドフラットな特性になるかな?と試しましたが、やはり1W弱の差が出ます。適当なところで止めました。
パワー制限を解除すると、430.00MHzで15.9W、439.98MHzで15.2Wとなりました。途中のドライブ等で調整箇所は全くありません。
パワーを13W程度に固定すれば全バンドフラットな特性になるかな?と試しましたが、やはり1W弱の差が出ます。適当なところで止めました。
周波数は約2KHz低めでしたが、トリマで簡単に調整出来ました。変調は現状で問題ありません。
スプリアスは良好で、2倍の860MHz台、3倍の1290MHz台で-60dB以下でした。
F=433.00MHz X:200MHz/div、 Y:10dB/div
F=433.00MHz X:200MHz/div、 Y:10dB/div
その他
受信部に、回路図には無い部品があります。右のマルで囲まれたコイル、実は800MHz帯受信用回路です。
右側に同軸ケーブルが見えますが、この下にもう一つANT端子があり、この回路のアンテナを接続すると800MHz帯の自動車電話(当時)が受信できたようです。
この類の話題には興味がなく、本当に受信可能か?も試す気がありません。SGで信号を入力すれば簡単に判断出来るのですが。
周波数の切り替えはフロントパネルのキーの操作で可能です(敢えて記しません)。
右側に同軸ケーブルが見えますが、この下にもう一つANT端子があり、この回路のアンテナを接続すると800MHz帯の自動車電話(当時)が受信できたようです。
この類の話題には興味がなく、本当に受信可能か?も試す気がありません。SGで信号を入力すれば簡単に判断出来るのですが。
周波数の切り替えはフロントパネルのキーの操作で可能です(敢えて記しません)。
当然コスト高になりますが、標準仕様でこのようになっているのは「アクションバンド」と称するマニアを狙ったものなのでしょう。純粋なアマチュア無線以外の用途として、少し考えさせられます。