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注意!
オークションの無断リンクがあるので、仕様は非公開です。
2008.10.29作成
2010.10.5追記

ダイワ マーカージェネレータ MG-22

☆出力周波数非公開
☆電源 非公開 
☆消費電力非公開
☆寸法・重量非公開
☆発売年・定価非公開

リグの説明

BCLがブームになった時代の製品と記憶しています。ラジオは周波数をデジタル表示する製品がほとんど無く、ナショナルのクーガやソニーのスカイセンサーはダイヤル目盛りでおおよその推定をしていました。
マーカーは10種類の発振信号を切り替えます。例えば100KHzにセットすると100KHz毎に、1MHzなら1MHz毎に発振信号が出力されます。
発振出力をラジオのアンテナに近づけて結合すると、信号が聞こえる箇所の周波数が分かります。
中の様子を下写真に示します。

回路構成

10MHzを水晶で発振させ、TTLの7490で分周しています。7490を4個並べて1/10000し、途中の出力を切り替え、トランジスタ1個のバッファを経て出力しています。
1KHz-500KHzは、おおよそ0-5Vでスイングするスイッチング出力ですが、1MHz以上は振幅が小さくなり方形波ではありません。マーカーとしての出力信号が得られれば十分なので、出力トランジスタを手持ちのftの高いもの(2SC1312→2SC535)に交換する程度にしました。

変更と調整 

上の写真の中央に見える逆L字型のアルミ板ですが、電源を形成するトランジスタ2SC1226のヒートシンクです。トランジスタにネジ止めされていますが、絶縁されておらずコレクタ電圧がかかったままです
このヒートシンク、左側に見える水色の電解コンデンサと厚紙を介してボンドで接着・固定されており、上部カバーを開けたときは外れかかっていました。振動を与えれば外のケースと短絡します。
さすがに不安なので、トランジスタをケース裏に絶縁してネジ止めしました。メンテナンス性は良くありませんが、今後手を加えることもなさそうです。
周波数を測定すると、10MHzで500Hz程度高めになっています。トリマで補正しましたが、10.000100MHzくらいまでしか追い込めません。発振回路の部品の経年変化と思いますが、トリマに10pFを並列に追加し、合わせこみました。