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 違反の事例を こちら に掲載しています。
2008.11.13作成
2008.11.16追記
2009.3.1修正・追記
2010.9.26追記

トリオ 430MHzブースター VB-3200

VB-3200
☆周波数・モード 431.0-434.0MHz FM
☆定格出力非公開
☆定格入力非公開
☆受信感度非公開
☆電源非公開
☆消費電流非公開
☆寸法・重量非公開
☆発売年・定価非公開
2010.9.26
 オークションの無断リンクが依然としてあるので、上記仕様を非公開とします。

このリグの説明

 430MHzのハンディ機TR-3200に対応した10Wブースターです。TR-3200とセットになっていた商品を入手しました。
 フロントパネルは こちら をご覧ください。
 受信アンプを内蔵しており、ゲイン制御ボリュームが付いています。
 送受信の切り替えは、キャリアコントロール回路を内蔵しており、外部制御端子はありません。
 送受信切り替えは同軸リレー、立派なものが付いています。
上面図下面図
上面(受信アンプ・送受信切り替え回路)下面(アンテナ切り替え回路)

裏面はこちら

裏面の様子 このリグは、裏面にトランシーバと接続する同軸ケーブルと、トランシーバへ電源を供給するコードが付いています。右上にある電源スイッチで、トランシーバの電源をON-OFFできます。
 電源を1箇所でON-OFFできるのは助かりますし、何よりもこの電源ケーブルは今では貴重な3Pコネクタです。
 コネクタは、TR-2200G・2200GII・2300でも使われており、電池充電のために3芯ケーブルを採用したものです。

受信部

 受信アンプはTR-3200の高周波増幅と同じトランジスタ2SC1070でした。電源を入れるとトランシーバも動作し、SGで入力した信号でメータも振れます。トリマを調整し、一番メータの振れる箇所にセットしました。
 ところが、SGの信号を切ってもメータが目盛り2くらい振れます。ノイズまで増幅しているからです。
 受信感度を測定すると、1uV入力でS/N 30dB (F=433.0MHz、変調周波数1KHz、周波数偏移5KHz)でした。トランシーバ単体ではS/N 29dBなので、若干改善はされます。しかしノイズまで増えるのは感心しません。
 フロントパネルのボリュームを回してみました。右に回しきるとスイッチが入りゲイン最大になり、左に回すとゲインとS/Nは徐々に劣化します。回路をじっくり調べていませんが、恐らくバイアスをボリュームで可変していると思います。
(2009.3.1追記)
 説明書の回路を確認しました。ベース接地回路のベース電圧を可変していました。
 ところでTR-3200の説明書を見ると、受信感度が1uV入力 S/N30dB以上となっていました。本機の説明書では、TR-3200と接続した時に1uV入力 S/N30dB以上なっており、全く同じです。つまり、数字上はS/Nは改善されない可能性があるわけです。 
受信アンプ部 結局、受信アンプは必要なし!と判断しました。受信アンプのON-OFFのためにリレーを付けてもアンプの効果は期待出来ませんし、もし受信アンプが必要なら、最近までのHEMTやGaAs FETを探したほうがマシです。
 いずれ入出力の同軸をショートし、受信アンプをパスさせるつもりです。

送信部

送信アンプ部 ブースターですから、しっかりアンプの中身は紹介せねばなりませんHi。シールドカバーを外すと、左のような回路が現れます。
 2SC1967と2SC1968の2段増幅で10W出力を得ています。ベースはRFCを経てGNDに落ちているので、C級増幅であり、リニアアンプではありません。(SSBでは使えません)
 入手段階で、入力2.8Wで10Wの出力が出ていましたが、トリマを調整することで15Wが得られました。
 帯域2MHzの範囲内では、フラットです。
入出力特性(2008.11.16追記、2009.3.1修正)
 TR-3200を親機にドライブしてみました。
 入出力特性は、左記のようになりました。TR-3200のローパワー調整ボリュームでパワーを可変しようとしましたが、1.5Wより下がらないので、ドライバ段の同調をずらしてパワーを変えてデータを取りました。
 入力を大きくしても飽和する現象はありません。規格表では2SC1968は470MHzで16W(入力6W)と記載されており、動作に余裕がありそうです。
 また、入力が0.8W以下になるとキャリアコントロールが動作しませんでした。感度調整ボリュームで調整可能と思いますが、別のリグを接続するわけでもないので、現状通りとします。TR-3200が0.4Wローパワーになっても動作するように、感度調整のVR1を調整しました。
スプリアス特性 スプリアス特性は非常に良好で、2倍の860MHzでも-65dB以下です。
 F=433.00MHz、 X:200MHz/div、 Y:10dB/div
 Pi=2.0W

その他

(2009.3.1追記)
 パワーの切り替えスイッチがあります。LOW・HIGHと書かれており、何の変哲もないスイッチでHIGHは10Wというのは当然ですが、LOWが1Wと説明書に記載されているのを発見しました。
 入力2Wで出力1W・・・・・つまりブースターアンプではなく、アッテネータになっているわけです。
 説明書では「TR-3200用の外付けパワーアンプ」と書かれています。他のリグのパワーアップを狙った製品ではないので、こんなことをしなくてもアンプを通さなければ2W出るんだから・・・・と回路図を見たら、トランシーバーからの出力をスルーする回路が無く、切り離せません。送信時は常にアンプを通し、LOWパワー時はコレクタ電圧を落としてゲインを下げているのです。
 マイナスゲインのブースターは省エネに反する(Hi)ので、感心しません。送信入力をスルーする方法を考えましたが、結局トランシーバでパワーを変えるのが改造も不要で一番、と判断しました。
 TR-3200からの入力2Wに対しHIGHで10W、LOWで5WになるようにLOWパワーを調整しました。併せて、TR-3200のLOWパワーを0.4Wから0.5Wに上げました。本機と合わせて4段階のパワー切り替えができるようになりました。
TR-3200 HIGH HIGH LOW LOW
VB-3200 HIGH LOW HIGH LOW
最終出力 15W 5W 1.7W 0.9W
 2台セットの場合はリーズナブルな設定だと思うのですが、いかがでしょうか。
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