2007.4.20

JARL会員手帳

写真右側の青い手帳はJARL会員手帳(1971年発行)です。参考として、左に2003年の手帳を掲載しました。
中身を比較してみました。JARLの活動紹介やアマチュアコードはほぼ同じようですが、新しいほうは理事・監事・支部長の氏名・住所・電話番号が掲載されています。改選の度に修正があるわけですから、期末には処分されるものがあるのではないかと想像します。
現在も同じでしたら、もったいないことをしているな・・・・と感じます。また、各種役員のプライバシーを守ることも大切でしょうから、電話番号は削除すべきではないか、と考えました。
さて、青い手帳に戻ります。当時のV/UHFバンドプランが掲載されていました。50Mc(まだMHzではなくMcです)から430Mcまでで、1200Mc以上は記載がありません。
50Mcは現在とあまり変化はありませんが、144Mcは144.32Mcから145.48McまでがFMで用いられました。当時はワイドFMですから、周波数占有幅を含めると実用周波数は144.36-145.44Mcでした。衛星通信もなく、145.48-146.00McでもFMで送受信可能でした。
430McもFMは431.00-433.00Mcが用いられました。現在でも一部利用可能ですが、433MHz台が主流ではないかと思います(ローカルチャンネルは別として、田舎では433.00MHz以上のほうが使われる頻度が高い)。
TVという記述も注目に値します。現在の区分にはありません。まだ430MHzでアマチュアテレビが使われた時代です。映像信号の帯域幅が大きいため混雑し始めた430MHzには不向きなのと、技術が進歩し1200MHz以上で実用化が進んだことが原因ではないかと思います。
FMのチャンネルプランもありました。40KHz間隔で周波数が決められていました。メインチャンネルが51.00、144.48、432.00Mcです。懐かしいですね。