広木 敏博さんメールありがとう!
はじめまして。
埼玉県所沢在住の会社員です。
元ギター少年(20〜25年まえ)。
S.yairiのコーナー興味深く拝見しました。
しばらく音楽やギターから遠ざかっていたので、あんなローデン風のモデルがあったなんて全然しりませんでしたが、いつのまにかなくなってしまったこのメーカの消息大変参考になりました。
304か303かわからない不思議なモデルは,面白いですね。
私はYD305(多分75〜76年製)を所有しておりまして、それにはサウンドホールから覗けるネック側根元部分にしっかりと型番とシリアルの刻印がはいってたと思いますが。(今リペア中で手元にない)
また「ネック永久保証」としるされた保証書にも型番が入ってました。
ただ購入時に参考にしたと思われる雑誌(ヤングギターかな?)の評価記事の切り抜きが今でも残っていて、抜粋してまとめると概略下のような感じです。
- YD304はデビュー時の井上陽水も使っていた、当時すでに大変評価されていたMODELであった。
- しかし「オイルショック」時の混乱(多分物価高騰、や資材調達の問題か)で304のディティルが305に移されたといわれている。
- 72〜73年の304は「オールドギター」化してマニアが探し回っている。
これは記憶違いかも知れませんが、当時の陽水のレコードジャケット写真かで、「真ん中がメイプルのスリーピース」を確認できるものがありましたよ。
また、2.の、「ディティル」という表現が、材料の構成なのか、総合的に判断したクオリティのことなのかは不明。私は「実質的な値上げ」のことかとおもってましたが。
3.はわずか3〜4年前のモデルに「オールドギター」は大袈裟かともおもいますが、それほどこの時期に良くできたギターだったのは、間違いなさそうです。またそれほど同じ304でも差があったということかもしれません。
件の「304か303か分からない」モデルはちょうどこの「混乱による移行期」に製作されたものでは?と私は推測しているのですが、それでもメイプルの代わりにハカランダつかいませんよね普通。???。
先日、秋葉原のラオックス楽器館に行きましたら新しいSヤイリのコーナーのようなものがあり、S.Yairi SYD-2000とは別の新しいモデルを販売していました。指板がサウンドホールの中まで入り込んでいる(宙に浮いている状態)変なスタイルのものでしたが、ロゴマークは確かにSヤイリのものでした。(3タイプ位ありました。)
私も学生時代に黒沢楽器で購入した70,000円のをもっていますが(現在は息子が弾いている。)、当時とは似ても似つかぬ格好をしてたような気がします。