愚行連鎖 お便りありがとう!:6

GB楽器博物館

いばらんらん さんから

はじめまして。
S.Yairiファンの私です。
私もS.Yairiをもっていますが、残念ながら1983年ごろにS.Yairiは倒産してしまいました。最近、ブランド名を買い取った某会社が「S.Yairiの復活」とばかりに売り出しているギターがありますが、あまり満足するものには出会えません。

最近“完全復刻”と言うことで、かつての“S.Yairi”を忠実に再現した、というモデルが出たようですが、どうなんでしょうか?

そちらのギターS.Yairiの504との事。
100の位はシリーズとなっています。
1の位はグレードです。
つまり、504は500番シリーズの4グレードとなります。
3が6万円だったと思いますので4はたぶん8万円が定価だと思います。
5は10万円でした。

もう少し詳しいことは当時(70年代のカタログ)を引っ張り出す必要があります。

S.Yairiのファンがいるというのは大変喜ばしいですねえ。私は1981年にカスタムで作られたYD-407というものを持っています。これは3本作ったものの内の1本です。1本は現行のD-28に近い仕様。私のものともう一本はHD-28に近く、ヘリンボーンのバインディングが入っています。デジカメがないので写真はすぐに送れないのですが、私の自慢の一本です。

また遊びにきます。では。

貴重な情報ありがとうございます。
いろいろな方から情報を頂き、かつてのS.Yairiやその他の忘れられそうだった
国産銘器がまだまだ日本中で元気にしていることが分かり本当に嬉しいですね。
機会があったら、是非見せていただきたいと思います。

たけchan さんから

初めてお便りいたします。

自分のギターはやはり気になるもので、今ではヤイリといえば“K”なのでしょうが、
私が学生だった頃には“S”なる“Yairi”もあったのですね…
こういった場所を作っていただいたことを感謝するとともに勉強させていただきたいと思います。(私から情報提供ができるようなこともないと思い、こんな次第です。)

わたくしの愛器はYD-303で1978年の夏、70,000円であったものを2割引いてもらって購入しました。当時、高校生の我々には、マーチン、ギブソンなんて無理!無理!
当時の仲間の多くはヤマハとかモーリスとかでスーパースターを夢見ていたものでした。
(覚えていますかこんなコマーシャル。当時のアリスがコマーシャルやってました。)
もっちろんですとも!

愛知県一宮の楽器屋さんにしばらくおいてあったのを買ったのでその時点で2〜3年くらいは経過していたのではないでしょうか?

あと当時覚えているのが、松岡良治さん(荒井楽器でMATSUOKAブランドのクラッシクギターを作られていました)が作っていらっしゃた“アリア・ドレッドノート”が値段も抑えられていてもいい音をだしていました。それから、鈴木バイオリンが作っていた“スリーS”とか、東海楽器が作っていた“キャッツ・アイ”とかでしょうか。
ヤマハとかモーリスなどは今でも健在ですが、それよりも小さな会社がいっぱいあって、頑張って良いギターを作っていたのではないでしょうか。
タカミネもそのころからありましたね。

S.Yairiの会社自体は、名古屋市内にあったと思います。その頃、カタログと地図を見ながら探しましたもん。中川区だったかな??

地元のプロミュージシャンも使っていたし、あの井上陽水も初期のアルバムではS.Yairiを使っているんですよ。自慢!自慢!

私のS.Yairiはその後15年間片時も離れることなく、一緒にアメリカまでいって来ました。
アメリカでは、中古のJ-45(1974年製)を見つけて買ってきましたので、その後はあまり弾かなくなってしまって申し訳ない限りです。
でも、とっても良い音を出すのです。ボリュームもあり、バランスもよく何度もライブで活躍しました。80年代の下手なマーチンやギブソンより良い音してますもん。

その後、何本かギターは買いましたが、今私の手元にはS.YairiとJ-45、D-18(これも中古です。1973年製)の70年代トリオは残っています。

そうそう、SとKの話。私がSを買ったのは、Kはボリュームはあるけれど、何故か私は気に入らなかった。Sが気に入っただけの話です。S.Yairiが400シリーズをだしてからはあまり聞かなくなったような気がします。(500シリーズは知りませんでした)
やっぱり、商売はうまくなっかたのかもしれません。

アメリカ帰りのJ-45が割れたときには、元S.Yairiにいらっしゃったという方に修理していただきました。(地元の信頼できる楽器屋さん談)高くなかったですよ。

やっぱ、いいわ、S.Yairi。

あまり、情報らしいものが提供できなくて申し訳ありません。ちょっと調べてみますわ。

それから、かつてS.Yairiに勤めていらっしゃった岡崎のナカガワさん、“COOL”さんでしたっけ!?

もしかすると、友達の友達(私からは真っ赤な他人ですが…)かもしれません。
以前、友人が岡崎の楽器屋さんに勤めていたのですが、聞いたことがあるような気がします。私のGIBSONを修理してくれたのもその人かもしれないです。

貴重な情報ありがとうございます。
いろいろな方から情報を頂き、かつてのS.Yairiやその他の忘れられそうだった
国産銘器がまだまだ日本中で元気にしていることが分かり本当に嬉しいですね。
機会があったら、是非見せていただきたいと思います。

内海 さんから

S.Yairiファンクラブ通信を楽しく拝見しました。
私もS.Yairiのギターを持っています。
多分YD305だと思います。昭和50年ごろ黒沢楽器で買いました。
ここ10年ほど弾く機会が無く、ケースに入れっぱなしにしていましたが先日久しぶりに引っ張り出して、指の豆を作ってみました。
こんなに良い音だったかと、いまさらながら驚いています。

ただ、1弦のネックが減っていて、修理の必要がありそうです。
これからも大事にしていきたいとおもっています。

先日、ギターケースの中から、S.Yairiの保証書が出てきました。
このはがきを送れば、永久保証してくれるというものです。
製作年は昭和48年になっていました。

あて先は、モリダイラ楽器になっています。
今からでも、遅くないでしょうかね。
それとも、製作年を証明する品としてとっておくべきでしょうか。

はがきに、無地でS.Yairiのロゴマークが刻印されています。
S.Yairiらしい、地味ですが、しゃれたはがきです。

S.Yairiの保証書、ですか!
貴重な物ですね。

機会があったら、是非見せてください。
以前、どなたかから聞かれましたが、「永久保証」はやっぱり、メーカーそのものが無くなっているので無理なんでしょうか?
でも、モリダイラ楽器は現存するので、面倒見てくれるのかな?
どちらにしても、その保証書は手元に置いておきたいですよねぇ。



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