愚行連鎖 お便りありがとう!:2

GB楽器博物館

連休中に沢山の方からお便りいただきました。
第2弾です。


横浜の山本 さん

石井さん。はじめまして、こんばんわ。

矢入ギターを検索して石井さんのHomepageに行き着きました。
S Yairiギターの情報興味深く拝見させていただきました。

私もS Yairiのギターを所有しており、情報としてお知らせします。

私のS Yairiギターは、石井さんのHomepage上の田中さんのギターと同じ形態です。型式はYD-303で1973年か1974年に当時住んでいた北九州市の楽器店で6万円で購入しました。(高校1年生か2年生の時)

田中さんは、YD-303 or YD-304どちら分からないとHomepageには記載していましたが、私の場合はYD-303として購入しました。

高校の頃から弾いていましたので、表面の塗装は日焼け等でくたびれていますが、ネックの曲がり等も無く良い状態です。

私は、裏面の3ピース仕立ての中央の板の木目模様が気に入っています。
型式:YD-303
TOP:スプルース単板(と思う)
指板/ブリッジ:ローズウッド???
糸巻:シャーラーゴールド


S Yairi YD-303

横浜の山本 さん愛機S-Yairi YD-303

この当時の型番は結構いい加減なようですね。
表板の変色はナチュラルフラットトップの勲章です。
この山本さんの愛機のトップも実に良い色をしています。

毎日見ていると気が付かないんですが、ある日ふと見ると、ものすごく美しく年老いた相棒の姿がそこにある…
ボディの傷一つ一つにも、それを作ってしまった日々がはっきり思い出される。
すり減った指板やえぐれ始めたフレットにさえ、愛おしさが溢れている…。

なんてね。

ヲヤヂはつい感傷的になってしまった。

逆にこの齢になると、真新しい真っ白な表板のギターって、なんだか(若い娘と町を歩いているような気がして…)気恥ずかしい等と感じてしまう。


S Yairi YD-303

横浜の山本 さん愛機バックスタイル

ううむ…長生きはするモノぢゃ…

ここのところ立て続けにいろいろな皆さんの素晴らしい楽器を見せていただいて、

…本当にこのホームページ始めて良かったと思いますねぇ。

田中さんの楽器もそうでしたが、こんな凄い木目にはちょっとお目にかかれないゾ。
オーナーが気に入ってらっしゃるだけあって、見事なモノですね。

S Yairi YD-303

横浜の山本 さん愛機ヘッド

ペグは後にSのマークとMade in W.Germanyの刻印があるシャーラーだそうです。
この当時はS.Yairiオリジナル(おそらくGoto製)のシャーラーフルコピーもあるようです。
バックパネルにS.Yairiの刻印があるモノがその可能性が高いです。
ちなみにうちのS.YairiはGoto製のシャーラーコピーが付いています。

確か、25年ほど前にプロになった友人が使っていたS.Yairi(30x)も裏3枚継ぎでペグは“S”マークも眩しいシャーラーでした。
思えばこのとき“シャーラー”と言うブランドは偉い!と刷り込まれたモノです。



写真ではポジションマークがよく見えないのですが、“○”ドットだそうです。
S.Yairiにはスノーフレイクスやキャッツアイズのポジションマークって無かったんでしょうかねぇ?

スノーフレイクスは戦前のMartinで始められたと記憶しています。
クラプトンのooo42もスノーフレイクス/キャッツアイですよね、私の持っているクラプトン・レプリカ(Sigma By Martin、よーするにMartin公認の日本製コピーモデル)もスノーフレイクス/キャッツアイです。

幻の名器、東海のプリウォー、ヘリンボーンD-28フルコピー(20年ほど前?)もスノーフレイクス/キャッツアイだったと思います。
(こいつ、欲しかったなぁ。大卒初任給が10万円台の下の方だった頃、確か20万円だった)
当時巷では、本物より本物とまで言われた楽器です。
お世話になっている四国の
前田さん/Acoustic Guiter Home Page の 愛機がこの時代の東海ooo42の筈です。



ちなみに、私が今欲しいと思っているギターは…
バンジョーペグの付いたOM
自分の生まれ年に作られたフラットトップ(型式不問) アーチドトップで“f”穴ではない、ブランコ式(?)ブリッジの生ギター

OMなんてのは、あったとしてもとても手にはいるような値段じゃないはず(家一軒分位?)なので、どっか廉く作ってくれるところを探そうかな?
生まれ年の楽器は…結局Martinしか選択肢はないかも。
これはライフワークになってしまいそうですね。(D28なんかあったら嬉しいね)
アーチドトップは、俗に言うピックギターみたいなので、ノンエレクトリック。
内田勘太郎のギターみたいな典型的ピックギターではなく、出来れば丸穴、私はピックが使えないのでピックガード無し…ってそんなのあるかな?
Angelって国産ギターがかなりイメージ近いんですが…
固定式でないブリッジの、あの鼻にかかった音も好きなんですよねぇ。

しかし、こんな事書いて…カミさんには見せられないなぁ。
でも、まぁ、希望は希望、実行できるかどうかは別問題ですモノね。



ブルースギター弾きの森 さん

と言う方からもお手紙をいただいております。
極めて貴重な沢山の情報をいただいているのですが、嬉しいことに森さんからは当「愚行連鎖」のために新たに原稿を書き起こしてくださるとのことで、こちらは原稿をいただき次第掲載します。

森さんはハーレーに乗ったギタリストで、ギターに対する思い入れ、知識は並大抵ではありません。

お楽しみに!

森さんとはもしかしたら、近々オフラインでお会いすることになりそうです。
新しい情報や面白いネタが見つかったらまたご報告します。

こちらもお楽しみに!!



沢山の方にメールをいただき、ギター少年は永遠なんだって再確認しました。
何らかの方法で、今回、またこれからお手紙を頂ける皆さんの横のつながりが出来たら素晴らしいな、と考えています。


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