愚行連鎖 GB音楽館

GB MIDI初期作品集

泥狐幻想 曲目紹介



どれもかなり昔に作ったものです。
制作環境は今は亡きPC-286V(おお!懐かしい!)上で、音源はMT-32(凄い!まだウチには二台もあるぞ)。
シーケンサーはBalladeでありました。
数年前にStandard MIDI Formatにコンバートしたのですが、MT-32からGS(楽器の並び順も、同一名称の楽器でも音色が全く違うのだ)に書き直した時にかなり印象が変わってしまったものもあります。
コンバート時にバランスなんかも狂ってしまっています。近いうちに大々的にリメイクしようと思っています。
“泥狐”と言うタイトルは当時手に入れたばかりのマウンテンバイク:MuddyFox号にちなむものです。

1) 真夜中のNETWORKER 1990
 記念すべきORIGINAL第1作。  なんだか歌謡曲みたいだし、フレージングもあちこちからのパクリだらけ…
曲は悲しくもにぎやかなサンバです。 「真夜中のネットワーカー」と言うタイトルにしました。
(ある小さなパソコン通信ネットワークのMIDIの部屋からそれは始まった)
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2) Joly Chatter -愉快な仲間 1990
 そのNETのOFF LINE MEETINGで約束し、CHAT仲間に贈った曲。
 RAGのつもり、なんだが…聞こえないなぁ。
  曲名は「JORRY CHATTER」です。
  深夜の楽しい仲間達−CHAT ROOM 4−の皆さんに捧げます。
  最初は安定感のある「A-B-A'」形式で作っていたのですが、チャットをイメージしてコネ回していたらなんだかよく分からない形になりました。
  一応ラグのつもりですが、チャットの雰囲気は出ていますでしょうか?
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3) MAD_iの子守歌 1990
マイナーワルツ。人に聴かせるのが恥ずかしい初期作品の中で、比較的まともに 無難にまとまっている。作者、結構気に入っている。
飯を食っていたら突然浮かんだメロディをまとめてみました。
(電車の中とか、散歩中ってよく浮かぶんだが、帰って来る前に忘れちまうんだな、困ったアルツハイマ)
てな訳で、今までのとはちょっと感じが違う曲です。
(はっきし言って「暗い」かもしんない)マイナーワルツ。人に聴かせるのが恥ずかしい初期作品の中で、比較的まともに無難にまとまっている。作者、結構気に入っている。
MAD_iというのは前述の今はなきネットワークの名称)
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4) 黄昏 '90初夏1990
 帰り道、一つ手前の駅で下車りて茜色に染まった空を見ながら土手の上の線路にそって家までまっすぐ続く緩い下り坂を歩いていた。「お家へかえろ、早く、早く…」
 最初に作った時は秋だった様な気もするが…
勤め帰りの道すがら、私鉄沿線の駅を降りて線路沿いの坂道をテクテク歩いていると口を付いて出たメロディ…
これはアルツハイマしては大変!
一生懸命口ずさみながら早足で歩くヲジサンだったのでした。
長いだらだら坂を下って行くと白い電車が道に沿ってぐっと車体を傾けながらこちらへ昇って来る…
電車の背後にはオレンジ色の夕日がキラキラして、 いつもとちょっと違った景色に見えた。
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5) 紫陽花 作曲:桜井久夫 1990
 学生時代、バンドでいつもと違った物をやろうと言うことで桜井氏の曲を編曲した物。譜面を作ったのは確か作者19、'72頃だったか。オリジナルは♀リードボーカルに♂のサイドボーカル、Guiter 1.、Recorder(Sop. 2,Alt.1.)の編成。
今を去ること20数年前に豊島公会堂の自主コンサートで一度だけ演奏した曲です。
作曲は桜井さんというお相撲さん(じゃなくて、普通の大学生だった)です。
日大芸術学部卒業後江戸川区役所に勤めたと言うが、その後全く連絡が取れない 彼と是非連絡を取りたいものだと思っています。
江古田の実家でも消息は不明だという。
アレンジは若かりし日のGBで有ります。
  著作権は桜井さんに有るんだと思う。
  でも彼はそんな面倒なことは言わないはずです。
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6) 涙の通り道 1990
 前述のNETのボード上で涙腺の話をした時、メンバーの女性が涙腺を涙の通り道と呼んで数行の詩?を作った。面白いのでそれに付けたメロディ。
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7) フラストレイションズ 1990
 チョッパーの雰囲気を出したかったのだが…
 丁度このころNET運営に多少の問題が生じ、かなりストレスが溜っていた。
 結局DEMO版を作った時点で計画頓座してしまったのだが、フリーウェアゲームのテーマ曲としてFM音源版(Title:追跡)も同時に起こした。
作り始めたときにはかなり欲求不満があったんでしょう。
途中でそれが解消されたらしく、素直に終止しちゃっています。
我ながら単純な奴。
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8) 暖かい部屋 1990
 一応歌詞らしきものがある唯一の曲。
実は私的ラブソングだったりします。
(もちろん想定する相手はかみさんですよ)
歌詞も有るのですが…今回は止めにしておきます。
晩秋の高い空の下を歩いていて、ふとかつての恋する気持ちを思いだして作った曲です。
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9) 鎮守 1990
確か晩夏か秋のはじめ、散歩の途中でまだ秋祭りの準備が始まっていない静かな神社の森の前で、ふとお祭りの幻を見た様な気がした。
  お散歩コースにある氷川神社の杜とお祭りの印象です。
  一度、無調・ヨナ抜きで何かやってみたかった、只それだけの曲です。
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10) 昼下り 1990
前述のゲームの劇中音楽としてFM音源版も作った。
只なんとなく浮かんだ4小節にカウンターを当てただけの曲。
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11) 茜の丘 -SUNSET ON THE MIYANO HILL- 1990
私はカミさんの実家のある越中が大好きである。
宮野山と言うのはカミさんの実家の裏手にある公園になっている小高い丘。
ここに立つと後ろに後立山連峰、前には日本海。特に夕日が落ちる時刻の日本海は筆舌に尽くし難い景観なのだ。
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12) 12STEPS LULLABY 1990
MAD_iの子守歌のリメイク、リズミックバージョン。
本当は3拍子6Beatなんだろうが、"12Steps"の方が語呂がよいので…
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13) 春風駘蕩 1991
沖縄風五音音階で遊んでいたら出来た曲。 単純だし、殆どワンコード進行でさほど大した曲ではないが、ベースラインは結構気に入っている。
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14) 夢-Dreami'n 1991
ある日深夜の浴槽の中でふと浮かんだメロディ。慌てて飛び出てディスプレイに向い、忘れないうちにメモした曲。
果してそれだけの値打があったか否か?
曲名はうちのカミさんが付けた物です。うう…発想が安易だ。
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15) 田圃-春の野にて 1991
題名は“田圃”("TANBO"ではなく、"DENPO"と読んだ方が雰囲気があると思う)だが、実はドライブ中に迷い込んだ冬枯れの河原が実は芽吹きで、もう春が始まっているのに気付いた。見回すとあちらこちらに菜の花が自生している。
旧街道の並木道を郊外に向かって抜け、*川に沿って農道へ潜り込みむと…
土手には黄色い菜の花と見知らぬ小さな花薄紅のが咲き乱れ…
そんな風景の中でふと浮かんだメロディです。
なんだか東欧辺りの民謡みたいですが、最近はこんな単純なメロばかりが浮かぶ。
ううむ…
ちょっとハーモニーがいまいち美しくない。誰か添削してくらはい。
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16) 道〜かっこよく歩こう 1991
前述のネットメンバーだった女性がNET上で歌詞を提示し、みんなでメロディを付けて遊んだときの物。
中学生位のの余り上手くないブラスバンドが河原の土手で練習をしてる…気分でたかな。
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17) 人里(HENBORI) 1991
奥多摩は五日市の奥にちょっと読めない地名がある。
とても東京都内とは思えない山に囲まれた谷間のような村。
ワインディングを抜けて単車を留めて一服すると、針葉樹の林の中からきこりと狐どんの掛合が聞こえて来る様な気がした。
奥多摩に「人里」と言う地名があります。
とてもじゃないけど、これは読めない。
で、山村で林業が主産業のとっても静かなところです。
何回か行ったことがあるのですが、こんなイメージを持つのは都会人の偏見なのでしょうか?
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18) やまなし-川底より- 1991
山梨である、が山梨県ではない。
大好きな宮沢賢治、なかでも特に好きな短編“やまなし”。
蟹の親子が渓流の水底から輝く水面を見ている。
水の中からみる水面は大きな鏡を張ったよう。
風が起こり、山梨が落ちると鏡は割れ、そのカケラを散らしたようにキラキラと 輝く。
 クラムポンは笑ったよ。
  んな訳でありまして…
  前々からやってみたかったことをまとめました。
  宮沢賢治の「やまなし」と言うお話がとっても好きで、これを何とか音に出来ないかなぁ、と、常々思っていたのですが、思っているだけでは始まらない。
  とりあえず、思い付くまま音にしてみました。
  あのお話は、個人的には賢治の最高傑作だと思っているのですが、こんな音を出してぶち壊してはいないかと心配なのです。
  ううう…ホントはもっと透明感に溢れたイメージなんだけど…
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19) 木漏れ日を走る 1991
 MAD_i netのOut-Door MEETINGでMTBクロスカントリー遊びをした時の印象。
 時間がなくてリズムやハーモニーがかなり無茶苦茶。
皆さんと森の中を走った楽しさを、どこかに記録したいと思って作りました。
バタバタしながら作ったので、変なところが一杯あるのですが、あまり時間をかけすぎると間抜けになりそうなので敢えて発表してしまいます。
スネアのダンダン ダララ…ってリズムがY.T.さんの力溢れ るペダリング、かな?
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20) 紅葉(紅の山) 1991
 奥多摩へドライブ、生憎の雨、それにまだ山は緑の方が多かった。
 しかし、雨と霧に包まれた山々は充分に美しかった。
 山々が紅に染まるときを想像して出来たメロディ。
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21) DETECTIVE 1991
 前述のゲームの劇中音楽としてFM音源版が先行で出来た。
 ゲーム用のFM音源版DATAは最初のモチーフのみで、MIDI版はあとから“追跡”のテーマの変奏を連結してまとめ(デッチ上げ)た物。
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22) 風〜北の便り 1991
 とにかくSTRINGSのハーモニーは憧れの音色である。しかし、STRINGS ENSAMBLE は難しい…
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23) 春待顔 1992
赤いほっぺたをした子供が北風の中で遊んでいる、そんな印象。
カミさんに言わせると「日本昔話」だそうで。
ウチの次男坊の幼い頃のイメージで出来た曲です。
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24) 早春 1992
…これは…作りながら途中で飽きてしまったのがありありと分かる。困った物だ。
ま、とりあえず聴いてみて下さいなっと。
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25) SNOW FLAKES COME HEAVEN(雪は天から) 1992
 もう季節は春。東京には冬に名残惜しそうに大雪が降った。私は、道に立って天を見上げ、ただ落ちて来る雪を見ていた。
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26) WALZ #2 1992
口を継いて出て来る旋律が殆ど短調なのはどうしてなんだろう…
(はいな、性格、暗ぁぁぁ〜いもんで…)
作ったはいいけれど、ちゃんとした題名も付けて貰えないかわいそうな曲。
ちなみにWALZ #1はMEMOとしての数小節だけの未完成曲。
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27) 端午 1992
ただ単に"TANGO"を演ってみたかったんですぅ…
(しかし、ネーミングが安易だなぁ)
端午”と漢字を宛ててしまうにはメロディがちょいとマイナーだが、前奏のSTRINGSは敢えてミスマッチで作者は悦にいっている。
最初に作り始めたのはまさに「端午」、春から初夏にかけてだった。
ホントは明っかるいダンス曲を演りたかったんだよぉ!
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28) 山女魚〜渓を渡る風 1992
通勤帰り道に久々に頭をよぎる旋律。
電車の窓から街を見ていると、並進する道路が一瞬きらめく渓流に見えた。
白い泡を弾かせて…魚が、跳ねた。
気が付くと私は、懐かしい谷間の清流の早瀬に立って水面を見ていた。
次に訪れるときも、水は清く流れているだろうか…
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