GBのアームチェアCinema見ist:ウエスト・サイド・ストーリー

ウエスト・サイド・ストーリー

ウエスト・サイド・ストーリー(原題:West Side Story)

監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 トニー・クシュナー
出演 アンセル・エルゴート/レイチェル・ゼグラー/マイク・ファイスト/アリアナ・デボーズ/デヴィッド・アルヴァレス 音楽 レナード・バーンスタイン/デヴィッド・ニューマン
原作 アーサー・ローレンツ(「ウエスト・サイド物語」より)
製作 2021/米
上映時間 156分


I like to be in America
Okay by me in America
Everything free in America
For a small fee in America

布団の中で、そして起きた後もずっと脳内リフレインされていた。
今日は三男坊のオーダーで朝一番から映画。

本作はは1961年にアメリカで公開され、第34回アカデミー賞にて作品賞・監督賞・助演男優賞・助演女優賞を始めとした10部門を受賞した名作のリメイク。
2021年にスティーヴン・スピルバーグ監督で2度目の映画化。

まぁ、観とかんとイカンだろうね、映画好きとしては。

I like to be in America
Okay by me in America
Everything free in America
For a small fee in America

映画館のシートに腰を下ろしてもまだ脳内リフレインは続いている。
が、映像が動き始めたら全く別世界に連れて行かれたのであった。

オリジナルの配役の印象が強すぎて、誰が誰やらよく分からない。
ジョージ・チャキリスはどこ?
リチャード・ベイマーは誰??
ナタリー・ウッドは…

キャストの美しさでは本作、旧作にかなり及ばない。
ジェット団もシャーク団もグリースベタベタの不良感に乏しい。
踊りも…米国俳優層の厚さを感じさせるなかなかの出来だが、旧作の切れの良さにはやはり敵わない。

等というのは大昔に観た旧作の記憶領域美化だろうか。
多分、旧作を観たのは既に少年以上になってからの再上映の筈。
だから、印象もかなり強く残っているのだろう。

正直に告白すると旧作を観たときには何度か墜ちそうになった。私の苦手とするミュージカル、それも長い長い作品である。
最近はミュージカルに対する偏見が大分減ってきたとは言え、本作もほぼ同じ上映時間、かなり長い作品である。

耳馴染みの深い音楽が流れ、物語が進むと同時に、旧作とのギャップや差違はだんだん薄れて行き、エンディングまで一気に進んだ。
知っている話とは言え何の抵抗もなく物語世界と美麗な映像に耽溺できた。
スピルバーグがこれを作ったというのにもかなり大きな意味があるんだろうな。

カミさんは脳内リフレインでTonightが止まらないらしい。

ウエスト・サイド・ストーリー

劇場パンフレット。
いや、これ、パンフレットなどと言ってしまっては問題だろう。

支払いをしようとしたカミさんが一瞬フリーズした。
なんと前代未聞の3,000円。

それもそのはず、箱入りの豪華冊子でそのページ数は126頁!
資料性も高く、これは仕方ないな。

ウエスト・サイド物語

・オリジナル:ウエスト・サイド物語(原題:West Side Story)

監督 ロバート・ワイズ/ジェローム・ロビンズ
脚本 アーネスト・レーマン
出演 リチャード・ベイマー/ナタリー・ウッド/ラス・タンブリン/リタ・モレノ/ジョージ・チャキリス
音楽 レナード・バーンスタイン(作曲)/スティーヴン・ソンドハイム(作詞)
原作 ジェローム・ロビンズ/アーサー・ローレンツ
製作 1961/米
上映時間 152分





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