GBのアームチェアCinema見ist:THIS IS IT

THIS IS IT

マイケル・ジャクソン THIS IS IT:Michael Jackson's THIS IS IT

監 督 ケニー・オルテガ/マイケル・ジャクソン
音 楽 マイケル・ビアーデン/マイケル・ジャクソン
出 演 マイケル・ジャクソン
製 作 年 2009 米



This is it.
《口語》 さあいよいよだ, 果たせるかなだ.

 (1) そこが大事なところです; そこなんです.
 (2) お待ちどうさま, いよいよです.
  (研究社 新英和中辞典)
ううむ…
おまちどう、と言われちゃうとなぁ…

2009年3月5日、マイケル・ジャクソンはロンドンのO2アリーナにて、同地でのコンサート公演『THIS IS IT』を行うことを表明。同年7月13日から2010年3月6日までに全50公演の開催が予定されていたが、直前の6月25日にマイケルが急死。本作品はその『THIS IS IT』のリハーサル映像を中心に構成されている。

リハーサルは5月から6月にかけて、ザ・フォーラムとステイプルズ・センターで行われ、本作品では2009年4月からマイケルの亡くなる2日前(正確には現地時間の6月23日)までのリハーサル映像が使用される。
(Wikipediaより)

行くつもりで予定していて、都合により行けなくなり、見逃していた話題の映画、何を思ったか、カミさんが「絶対に観たい」とアンコール上映の指定席を手に入れた。

THIS IS IT THIS IS IT

休日の朝一番、有楽町まで行ってきた。

「指定あるからギリギリでも良いのよ」というカミさんに「そう言うモンじゃないと思うけど…」と一寸早めに出かけた。

やはりね、殆どの客がネット予約。

二台しかない発券機の前は長蛇の列。
発行ナンバーその他、数字のみ数桁数種類の入力の筈なのに、何でみんなこんなにもたついてるんだ?
TV局のクルーだろうか、照明とビデオカメラを背負ったグループがうろうろしていて鬱陶しい。
劇場内まで入り込んで、予告映像直前まで照明を振り回し、邪魔臭いったらありゃしない。

THIS IS IT 映画の内容については皆さん語り尽くしているようだし、これは何となく感想を述べるのを憚られる気もするので…詳しくは語らないが…
(何だかとても眠く、後半、何度か墜ちたのは内緒だ)
カミさん言うには「ジャクソン5の頃の歌を歌っている時が一番楽しそうだった」そうである。
どちらにしても、リハーサルであのクオリティ。
超一級、本物のエンタティナーであった事だけは間違いがない。

1983年の今日、12月2日。MTVがマイケル・ジャクソンのビデオ・クリップ“スリラー”を初放映。
翌1984年2月28日“スリラー”第26回グラミー賞8部門受賞。全世界で3000万枚以上のレコードセールスを記録した。
発売は1982年12月1日。

と…そんなに昔だったか、と思いつつ、一気にヒットしたと思いこんでいたが、ブレィクしてグラミーを取るまで3年もかかっていたんだ。

THIS IS IT この、短期間だけ上映され、(2009年)年末、アンコール上映された“マイケル・ジャクソン THIS IS IT”は、あのアンコール上映直後とも言える2010年1月27日(水)にDVDとブルーレイで発売されるそうである。

本編内容そのものはLive DVDの特典ディスクに付いてくるような物である。
これを劇場で観るかどうかと言うのは…
まさに価値観と言えるだろう。

終わった後に(一部客席から)拍手が起こった。
映画館で拍手というのはホントに久しぶりに見たなぁ。

TVクルーはどこのだったのだろう。
使われたかどうかは定かではないが、多分ニュース映像、それが必要になるような社会現象なのか…

マイケル本人は、変人であったのは間違いないが…
アーティストなんてぇモノはそもそも多少変人でないと面白くないし、醜聞に関しては、彼に落ち度があったにせよ、相手にはもっと問題があってトラップに引っかかってしまった、言うなれば有名税といえなくもないと思う。

彼は、アーティスト…と呼ばれるより、多分エンタティナーと呼ばれたのではないかと思う。
で、アーティストやエンタティナーは私生活ではなく、発表の場を見るべきだから、楽屋ネタはどうでも良い、とも思うのである。

はっきり言って大ファンというわけではないけれど、その辺りは何故かちゃんと弁護したくなるのが心情である。



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