GBのアームチェアCinema見ist:しあわせのパン
しあわせのパン
監 督 三島有紀子
出 演 原田知世/大泉洋
脚 本 三島有紀子
音 楽 安川午朗
主題歌 矢野顕子 with 忌野清志郎「ひとつだけ」
製 作 年 2011
キャッチコピーは「わけあうたびに わかりあえる 気がする」。
東京から北海道の洞爺湖の畔に移り住み、小さなオーベルジュ式のパンカフェ「マーニ」を営む夫婦と、そこに訪れる客たちとのふれあいを描く。
監督・脚本の三島は主題歌である矢野顕子 with 忌野清志郎の「ひとつだけ」にインスパイアされ、本作の脚本を書き下ろしたのだとか。
北海道洞爺湖町に実在する店がモデルで、全てのシーンが実際の店舗を含め北海道で撮影された。
だ、そうな。
ググると最初に出るのが携帯サイトというのが本作の性格を表しているような気がする。
PC用公式サイトはこちら。
どっかのBlogに…
「女子ウケ狙いの美味しそうな食べ物絡めた似たようなほっこり邦画」
まさに一撃の下、本作を表している。
(いい年の女性が自分を含めて「女子」と総称するのは今ひとつ好きになれないが…)
そうなんだよね、美しい北海道の四季、そして夫婦の愛情とそれに絡む人々とのふれあい。
まぁ、こう言うのは本当に一般的日本人(女性?)好みなんだろうな。
レビューサイトには「劣化“かもめ食堂”」等という手厳しい表現もあったが…
地味だけど、そこそこ良い映画だとは思う。
言いたいことは解らなくもないので、その辺を観ないと折角払った入場料が勿体ないというモノである。
映像がかなり素敵なので、ちゃんと観ないとね。
単純に、これはまさに絵本、と言うか動くムック本なのだから、本気で評論するのもどうかと思う。
はららともよ、年喰っていい女になったなぁ…
でも、主役は風景と料理だけどね。
そして…
本当に全編通して美味しそうなのである。それもまた見ものだ。
これを「駄作」と断じてしまうのは少々感受性が…
これは“こういうスタイルの映像作品”ナンだよな、多分。個人的には決して嫌いではない。
劇場でつい「しあわせのパン」買っちまった。
持ち帰って、手濾れで珈琲を濾れてカミさんと分け合って食べたのである。
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