GBのアームチェアCinema見ist:関ヶ原
関ヶ原
監督 原田眞人
脚本 原田眞人
原作 司馬遼太郎「関ヶ原」
出演 岡田准一/有村架純/平岳大/東出昌大/役所広司/北村有起哉/伊藤歩/中嶋しゅう/音尾琢真/松角洋平/和田正人/キムラ緑子/滝藤賢一/大場泰正/中越典子/壇蜜/西岡徳馬/松山ケンイチ
音楽 富貴晴美
製作年 2017
土曜の夜。仕事終わってからレイトショー。
入りが悪いのか?
劇場外にもロビーにも本作のディスプレイやポスターは一切無い。
さて、長尺物である。149分。しかし、テーマから言うとこれでも足りなかったかも知れない。
司馬遼太郎原作は未読だが、文庫本で上中下の三分册。長編である。
配役は豪華、合戦も予算と手間を掛けたかなりの出来映え。
映像作品としてのレベルは高い。
ただ、リアルな演出と言う事か、各武将などがそれぞれのお国言葉をかなり早口で喋るので聞き取れない部分があり、雰囲気で理解するしかない。
長大な原作の映像化なので、「勿論その辺りは知ってるよね」「ちゃんと原作読んでるよね」と言わんばかりの省略は激しい。
そもそも初めから結果が分かっている物語故、その万人が知るお話をどう展開するか、と言う難しさはあるだろう。
そう考えると、これはやはりなかなか良く出来た作品だと言えるかも知れない。
石田三成という歴史上の人物、その既成イメージをかなり覆す作品でもある。
さらに、これは恋愛物?
批判的な感想も見かけるが、これはこれでなかなか切なくて、悪くないんじゃないか?
ともあれ、二代目ひらパー兄さん。
役者としてかなり良いよな。
一つ腹立たしいこと。
映画は必ずエンドロールが終わって場内の照明が灯るまで座っている主義の私である。
このエンドロールのいい加減さは何だ?
エンドロールミュージック、曲の区切りでも何でもない所でフェードアウトすらせずにいきなりブツっと終わるって…観客をなめてないか?
余韻もへったくれもない。
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