水の旅人 侍KIDS
監 督 大林宣彦音 楽 久石譲
主 演 吉田亮
助 演 伊藤歩/山崎努/風吹ジュン/原田知世
製 作 年 1993
シナリオ 末谷真澄
原 作 末谷真澄：雨の旅人(マガジンハウス・刊)
当時小学生だった息子がなんだかとても見たがった。
取引先から招待券を貰ったので早速見に行ってしまった。
実は私は知る人ぞ知る大林ファンなのだ。
そのうえ、この所これ又私の大好きな久石譲が大林映画の音楽を担当していて、この作品も久石の手になると言う。
こりゃ見るっきゃない。
で、内容は…と言うと。
ちょっと台詞が多すぎる。
テーマとしてちょっとアブないかなとは思っていたのだが、懸念したとおり、ミョウにエコロジックな台詞がクサい。特に台詞で説明してくれなくても感じる人は感じるだろうし、駄目な奴は全く駄目なのだ。
大体、娯楽映画を見たくらいで突然エコロジックな事を言い出すような輩には元々問題があるのではないだろうか。
なんと言っても娯楽映画なのだから、楽しくノーテンキに見た方がいいのだと私は思う。
全編これ特撮まみれなのだが、もう少しお金を使って欲しかった、と言うのが実感である。
あの一見チャチな画面作りが大林の味なのだと言ってしまえばそれまでではあるが…
ともあれ、入場料を出費し、劇場に出かけて2時間拘束される価値はあったかも知れない。
スピード感が充分にあり、飽きさせないと言うのは娯楽映画としての必須条件である。
久石の音楽も快調。
大林ファンにとってはまずまずの出来であろう。
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