GBのアームチェアCinema見ist:プラチナデータ
プラチナデータ:PLATINA DATA
監 督 大友啓史
出 演 二宮和也/豊川悦司/鈴木保奈美/生瀬勝久/杏/萩原聖人
脚 本 浜田秀哉
音 楽 澤野弘之
主題歌 嵐「Breathless」
原 作 東野圭吾『プラチナデータ』(幻冬舎文庫)
製作年 2013
先週の日曜日、カミさんに映画に誘われて、Ozを観に行った時の選択肢の一つだったので、春分の日にでも行くかと思っていたら、当のカミさんがぎっくり腰で一日静養。
で、やっぱりどうしても見たいらしい…嵐。
はいはい、取り敢えず映画なら、おつきあいしますよ。
なんでも、公開2日間で、約30万5,700人を動員し、興行収入約4億円となったが、惜しくも9日から公開となった『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』の約38万1,300人に及ばず、16〜17日の国内映画ランキングで初登場2位となっている。
当たってるらしい…
まぁ、原作が東野圭吾だし、嵐でるし…
原作は幻冬舎『パピルス』にて、2006年12月号から2010年4月号に連載されたミステリ作品で、2010年6月30日には幻冬舎より単行本が刊行され、2012年7月5日には幻冬舎文庫から文庫版が発売された。
この文庫本もかなり売れているらしい。
凄いね、嵐効果。
で…本編。
冒頭数十分、なんだか強烈な睡魔が襲ってきて、眠るのを堪えるのに必死だった。
トヨエツは渋いし、生瀬は相変わらず気持ち悪さが心地よいし、カミさんお目当てのニノもなかなか良い演技をしていたと思う。まぁ、彼の場合は美しい顔立ちだけで存在感があるから良いのか…
肝心のストーリーと作劇だが…
東野圭吾は一時期手当たり次第に読みまくった。
初期作品は、それはそれはスリリングであったが、何となく飽きてしまい、最近は新刊が出ても手を出さなくなってしまった。
それにしても、こんなショボイストーリーを書く…訳はないよなぁ。力はある作家だから。
いつもなら、未読作品の映画化を観た後は大抵原作を手に入れてくるのだが…
今日は本屋に寄ったものの全く違う書籍を買って帰ってきた。
文章の映像化が元を越える事は極めて難しい事は分かっていても、それでも、本作は原作に当たってみる気にはならなかったのが正直な所。
ストーリーもショボイが、アクションや追っかけも…
役者さんは嵐の彼も含めてそこそこ頑張っていたと思うが…
少なくとも映画館に出かけてまで観る程の物ではなかったかな、と。
一つ良かったのは、予告編が始まって本編までの間、もう、ザワザワで私ゃ切れそうだったが、エンドロールは全て終わるまで席を立つ客が少なかった事。
主題歌 嵐「Breathless」…か。
やっぱり凄いね、嵐効果。
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