GBのアームチェアCinema見ist:パディントン2

パディントン2

パディントン2(原題:Paddington 2)

監督 ポール・キング
脚本 ポール・キング/サイモン・ファーナビー
原作 マイケル・ボンド
出演 ベン・ウィショー/ヒュー・ボネヴィル/サリー・ホーキンス/ジム・ブロードベント/ジュリー・ウォルターズ/ヒュー・グラント/ブレンダン・グリーソン/ノア・テイラー
吹替 松坂桃李/古田新太/石塚理恵/三戸なつめ/西田光貴/定岡小百合/佐々木省三/斎藤工/楠見尚己/佐々木睦/宮崎敦吉
音楽 ダリオ・マリアネッリ
日本語版主題歌 AI「Little Hero」
製作 英・仏/2017


日曜朝。
ちゃんと起きる。
朝飯を食っているとカミさん、「映画行こう。パディントン観たいのよね。」と宣う。
あれま、あ〜た、こういうの余り好きじゃなかったんでは?

カミさん、お得意の映画検索、iPhoneをさらさら撫でながら「午前中は吹替版しかないわ」。
いや、この手の映画は吹替で観た方が楽しめるかもよ。
と、言う訳でそそくさとお出かけ。

タイトルに“2”が付く、要するに続編である。
実は見たかったが最初の作品は見逃している。

帰ってきて劇場パンフレットを読むまで、アメリカ映画だと信じて疑わなかった。

英国紳士然とした礼儀正しく真面目で正直で人の良い熊のお話が、ここまで大スペクタクルで超スラップスティックになってしまっているのだから。

これは英仏合作映画らしい。

冷静に考えればフランス人は例えを引くまでもなく、存在がジョークだし、イギリス人はモンティパイソンやMr.ビーンを挙げるまでもなく、そもそもがシュールなユーモリストである。

コメディを作らせればそりゃ些かクレージーな物になるだろう。

エンディングの後日談は、あぁ、アメリカン・ミュージカルだもんなぁ、と思ったが、そうか、あれはフレンチ・レヴューだったのか…

さて、本編であるが、カミさん「面白かった」そうな。
ふむ…

速度感はあるし、お話も単純明快。流れはすっきり、解りやすい。
悪役はいる物の、非道はヤツは…ほぼ出てこない。
まぁ、元が絵本だし、お気楽な吹き替え版だし、ナニも考えずに充分楽しめた。
疲れている時にはこういうのが良いかもね。

お昼過ぎに終わる回、そして吹替。
案の定客席はガキジャリだらけ…
いやはや、これは…と思ったが豈図らんや、お子様達は実にお行儀の良い観客であった。
若い娘ばかりとか年寄りが多い作品よりずっときちんとしている。
なんだかな〜〜!



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