波の数だけ抱きしめて
監 督 馬場康夫音 楽 松任谷由実
主 演 中山美穂/織田裕二
助 演 織田裕二/松下由樹/別所哲也/阪田マサノブ
製 作 年 1991
シナリオ 一色伸幸
原 作 ホイチョイ・プロダクション
ホイチョイムービー三部作と呼ばれる物のラスト、1991年の作品。
前作までのヒロインを中山美穂に替え、作風も若干変ってやたら賑やかで明るいストーリーから、今回は幾分甘酸っぱい青春を描いている。
前作までの底抜けに明るいキャラクター達がドタバタ騒ぎを演ずる物とは異なり、主人公が「過去を回想」する、どちらかと言えば後ろ向きの印象もある作品でもある。
その企画意図はともかく、この作品は一般にはヒット作とは言い難いようである。
やはり、ホイチョイ・ムービーにはハチャメチャな荒唐無稽さがあってこそ、と言う気がしないでもない。
（これはこれで、決して悪くはないんだけどね）
残念なことに、現在、DVDは発売されておらず、ビデオも絶版に近い状態にあるらしい。
作品の出来はともかく、ホイチョイ・ムービーのホーム・ビデオ・コレクションがこれだけ欠けているのが残念。
本作で松下由樹が日本アカデミー賞助演女優賞を受賞しているとか。
ニュースキャスター木村太郎氏が社長を務める湘南ビーチFMはこの映画を再現したものだそうだ。
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