GBのアームチェアCinema見ist:レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル 原題:Les Miserables

監 督 トム・フーパー
出 演
ヒュー・ジャックマン/ラッセル・クロウ/アン・ハサウェイ/アマンダ・セイフライド/アーロン・トベイト/サマンサ・バークス/ヘレナ・ボナム・カーター/サシャ・バロン・コーエン/エディ・レッドメイン
脚 本
ウィリアム・ニコルソン/アラン・ブーブリル/クロード=ミシェル・シェーンベルク/ハーバート・クレッツマー
音 楽 クロード=ミシェル・シェーンベルク
作 詞 ハーバート・クレッツマー
原 作 ビクトル・ユーゴー
製作年 2012
製作国 英


レ・ミゼラブル 映画が混むのは、のんびりと出かけるからなのである。多分…

朝一番、いつも仕事に出かけるよりも早く、映画館に向かった。
初回上映は、多分見やすい座席からリザーブを埋めて行くのだろう。
大抵真ん中後ろ辺りの言い席にありつけるし、壁際とかスクリーン直前は大体空き席になっている。
これが、昼頃からや午後からの回になれば最前列まで多分、人が入るのだろう。


ビクトル・ユーゴーの同名小説を原作に、世界43カ国で上演されて大ヒットを記録した名作ミュージカルの映画化。監督は「英国王のスピーチ」でアカデミー監督賞を受賞したトム・フーパー。舞台版プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュも製作に名を連ねる。

予告編では「原作:ブーブリル&シェーンブルク」となっており、ビクトル・ユーゴーの名前がないのは何でだ?と思っていたら、ミュージカル版を「原作」としているからなのだそうな。

ある意味原作よりも有名であるミュージカル版は、1980年代より公演開始され、日本でも1987年6月11日、東宝により帝国劇場で初演。イギリス(ロンドン)、アメリカ(ニューヨーク)に次いで世界で3番目、同作品初の非英語圏での上演となった。

来年も公演がある様だ。

レ・ミゼラブル
戦う者の歌が聴こえるか
鼓動があのドラムと響き合えば
新たに熱い生命が始まる
明日が来たとき
そうさ明日が
 (民衆の歌)

この歌の歌詞は、フランスの国歌、ラ・マルセイエーズ(La Marseillaise:マルセイユの歌とも言う)フランスの国歌の歌詞を踏まえたものだと言う。
ラ・マスセイエーズの元はフランス革命時の革命歌で、マルセイユの連盟兵(義勇兵)が歌って広めたことからこの名前がある。
進め 祖国の子らよ
栄光の日は来た!
我らに向かって 暴君の
血塗られた旗が 掲げられた
血塗られた旗が 掲げられた
聞こえるか? 戦場の
獰猛な敵兵の咆哮が
奴らは君らの元に来る
君らの子と妻の 喉を掻ききるために!

市民らよ 武器を取れ
隊列を組め
進め! 進め!
敵の汚れた血で
我らの畑の畝を満たすまで!
 (ラ・マルセイエーズ)

「民衆の歌」などは日本版の岩谷時子の歌詞の方が耳に残っている。

原作は、我が国では黒岩涙香翻案による1902(明治35)年「噫無情」が最初で、その後数々の翻訳や子供向け翻案が書かれている。
私も原題 Les Miserables(「悲惨な人々」「哀れな人々」の意)よりも子供の頃に読んだ「あぁ無情」というタイトルや一部翻案の「銀の燭台」の方に馴染みがある。

ともあれ、名作は傑作に仕上がっている様だ。
多く語る事はない。

映画好きなら「とりあえず観とけ」の一作だろう。

ヒュー・ジャックマン、X-Menだけじゃないぞ、こっちが本業だし。

長編だし。観る前にちゃんとトイレに行っておかないと…
終わったあとのトイレが長蛇の列。

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