GBのアームチェアCinema見ist:木挽町のあだ討ち
木挽町のあだ討ち
木挽町のあだ討ち
監督 源孝志
脚本 源孝志
原作 永井紗耶子
出演 柄本佑/長尾謙杜/瀬戸康史/滝藤賢一/山口馬木也/愛希れいか/イモトアヤコ/野村周平/高橋和也/正名僕蔵/本田博太郎/石橋蓮司/沢口靖子/北村一輝/渡辺謙
音楽 阿部海太郎
主題歌 椎名林檎「人生は夢だらけ」
製作 2026
2026.2.28.鑑賞
本日の作品
『木挽町のあだ討ち』(こびきちょうのあだうち)
永井紗耶子による時代小説。
2019年10月号から2021年7月号まで『小説新潮』に連載の後、2023年に新潮社より単行本が刊行された。
第36回山本周五郎賞、第169回直木三十五賞等を穫っている。
2025年4月に歌舞伎舞台化され、2026年に映画化。
実は予告編を見てとても気になっていた。
予告編はいいとこ取りを見せるものだが、なかなか様式美に溢れている。
実際映像はかなり美しかった。凄く好きだな。
降り積む雪に生える赤い振り袖と飛び散る血しぶき。誠に美しい。
役者も達者な人を揃えて抜かりはない。
監督、どこかで聞いた事がある、と思ったらあの“グレースの履歴”の人だ。
あぁ、あの人の映像か。
で、本作、実は謎解きミステリーの体をなす。
タイトルからして“仇討ち”ではなく、“あだ討ち”。
このタイトルにも大きな意味が隠されている。
途中からの種明かし。あぁ、騙されたね、気持ちよく。
嘘偽りの大輪のあだ花を咲かせ江戸庶民にひとときの夢を見せる「戯場国(芝居小屋)」で仕掛けられた「あだ討ち」の大舞台。
義理と人情と粋と外連。いや天晴れ!
いつもならとってつけたようで気になりそうなエンドロール曲、ジャズワルツも何故か心地よく響いた。
椎名林檎の歌唱が終わった所でチョ〜ンと柝が入ったような気がした。
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