GBのアームチェアCinema見ist:オフィサー・アンド・スパイ

オフィサー・アンド・スパイ

オフィサー・アンド・スパイ(原題:J'accuse / An Officer and a Spy)

監督 ロマン・ポランスキー
脚本 ロバート・ハリス/ロマン・ポランスキー
原作 ロバート・ハリス『An Officer and a Spy』
出演 ジャン・デュジャルダン/ルイ・ガレル/エマニュエル・セニエ/グレゴリー・ガドゥボワ
音楽 アレクサンドル・デスプラ
製作 仏・伊/2019


今日は三男お薦めの映画を観に行く。
題名は…ちらっと聞いたが忘れた。

本日の鑑賞作。
ここで初めてちゃんとタイトルを知る。
作品については予備知識全くなし。
題名からドンパチのスパイ物かと思いきや。
「この作品は史実に基づく」
とテロップが流れる。
時は1894年。
19世紀末にフランスで起きた冤罪事件ドレフュス事件を基にしたロバート・ハリスの2013年の小説『An Officer and a Spy』を原作としている。

エミール・ゾラ

いや、無知だった。
アウシュビッツへつながるユダヤ弾圧はナチスの専売ではなかったのだ。
そもそもがフランス革命後市民権を得た被差別民達を排斥したのはフランスだったのだ。
いかんな…世界史でそんな事教わらなかったモンな。
エミール・ゾラも読んでないし。
大体フランス文学なんてテグジュペリとマンディアルグ位しか…(ヘン、極めて変)

作品は軍法会議のシーンが長く、当然ドンパチは、ない。
仏蘭西映画らしい落ち着いた、と言うか暗い色調の映像が続き、激することなく史実を淡々と述べて行く。

ううむ…
久しぶりに映画のような映画を観た気がする。
エンドロールで監督名を見て一寸驚いた。
ポランスキーなんて、まだ活動してた、と言うよりも生きてたんだ。

まぁ、映画マニアの三男らしいチョイスにおつきあい。




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