GBのアームチェアCinema見ist:ハッピーフィート
ハッピーフィート
監 督 ジョージ・ミラー
音 楽 ジョン・パウエル
主 演 イライジャ・ウッド
助 演 ロビン・ウィリアムズ/ヒュー・ジャックマン/ニコール・キッドマン
製 作 年 2006・米
シナリオ ジョージ・ミラー/ジョン・コリー/ジュディ・モリス/ウォーレン・コールマン
チビが一緒だったんで吹き替え版だったが…
のっけから映像も音楽も最高!
リズムはノリノリ、映像の速度感もバリバリで、ジェットコースタームービーとしても上質!
ヘンに擬人化デフォルメされていないキャラクターやある程度研究されたと思われる生態描写も違和感なく、もう、ワクワクドキドキしてみていたのであるが…
後半…
これは「人間にはクリスチャンとアングロサクソン以外は存在しない」と信じて疑わない恐ろしい価値観を持ったヤンキーの薄ら馬鹿が何も考えずに作ったか、狂信集団“緑豆”が関与しているとしか思えない。
いやいや、仰る事はご立派でございます。何ら反論致す物ではございません。
メッセージの意図はともかく、よくもここまで自分達だけののエゴイズムを主張出来る物だ。
自分達の手をみることなく、すべての不都合は劣等民族に責任があると…
清く正しい開拓者を襲って頭の皮を剥ぐ野蛮なインディアンは悪魔だから騎兵隊で全部踏みつぶすに限る!
そう言う意識が100年経っても抜けないのだな、哀れな物だ…
ペンギンはあくまで可愛らしく、映像は美しく、音楽も演出も上質なのに…、これは酷い。
映画館を出るときの気分は最悪だった。
吹き替え版の最後に流れるなかにし礼が作ったというイメージソング、Newsとか言うグループが歌っているらしいが…
国辱物だな。
アカデミー賞 長編アニメーション映画賞受賞…だそうで。
全米大ヒットだそうで…
まぁ、ヤンキーだからな。
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