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攻殻機動隊 新劇場版

攻殻機動隊 新劇場版 GHOST IN THE SHELL

監督 黄瀬和哉/野村和也
脚本 冲方丁
原作 士郎正宗『攻殻機動隊』
出演者 坂本真綾/松田健一郎/新垣樽助/咲野俊介/中國卓郎/上田燿司/中井和哉/沢城みゆき
音楽 コーネリアス
主題歌 坂本真綾 コーネリアス
製作年 2015



Ghost in The Shell ちょいと出遅れて午前中、本日公開の映画を見に行く。
急いで劇場に着くと初日二度目の上映開始40分前。
それでも良い席は既に殆ど埋まっていた。
この次の回でも良かったのだが、「舞台挨拶」があるとの事で多分混雑するだろうから避けた。

で…
ググったらこんな写真が…

あ、あっちの映画館に行けばこれがいたんだ。

『攻殻機動隊』を冠する4つの作品(士郎正宗の原作漫画、押井守の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、神山健治の『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズ、黄瀬和哉の『攻殻機動隊ARISE』)に連なる、「攻殻機動隊」25周年記念作品として制作された作品。
前記の4作品のうち、総監督・脚本が同じ『ARISE』の世界観・ストーリーラインを直接受け継いでおり、シリーズの主人公・「草薙素子」の過去と公安9課(攻殻機動隊)の創設にまつわる物語という作品コンセプトはそのままに、長編劇場版として更なる作品のスケールアップ、物語のブラッシュアップがはかられている。
(Wikipediaより)
「企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても国家や民族がなくなるほど情報化されてない近未来」

原作発表から25年、初めて映像化され世界を驚かせてから20年、攻殻機動隊の時代まではまだ10年程あるが、原題は情報化と混沌でもはやほぼ同一と言えるのではないだろうか。

物語は全作ARISEシリーズの劇場版で「草薙素子出生の秘密が明らかに!」という前振りあった。

実は私はARISEを見ていない。
見ていないと物語の流れが一寸掴みづらい。

映画そのものは「攻殻」ファンを裏切らず、出来ればブーイングを受けたくないよなぁ、と言う意図が見えなくもない。

全作とのつながりが分からなくとも、「攻殻」の世界観を知っていれば充分に楽しめるレベルではある。
と、言うよりもファンサービスがかなり多い。
エンディングの「まんま感」はもう、出血大サービス。

「攻殻」が好きな方は是非、そうでない方は…まぁ、お時間あれば、と言う感じかな。

前売りなし、当日券だったが、入場時にiGの封筒が貰えた。
帰宅してから中を開いてびっくり。こりゃ凄い。

Ghost in The Shell  Ghost in The Shell
Ghost in The Shell  Ghost in The Shell


劇場パンフは少々お高かったが…(ヲタの足元を見た値段だな)

■Memo

多脚戦車
複数対の脚を持った戦車
攻殻機動隊に登場する架空の兵器。
人工知能が搭載されており、自律・思考する事が出来る戦車。
4つないし6つの脚と2つの腕を持ち、その外見は節足動物のようである。AIを搭載し自律行動可能なものは思考戦車とも呼ばれる。

ロジコマ

映画「攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL-」に登場するAI搭載の兵站輸送車両。
2022年に製造された歩兵兵站用輸送支援車両で、公安9課に試験配属されている。
後部ラックにはオプションパーツが装備可能で、武器や弾薬を搭載したコンテナなどを輸送できる。
塗装は赤。

ちなみにロジコマとはロジスティクス・コンベイヤー・マシンの略称。

ロジスティクス(logistics)
《軍事用語で兵站(へいたん)の意》企業の物流合理化の手段。原料の手当てから販売まで、物流を効率的に管理するシステムをいう。

コンベイヤー(conveyor:通常のカタカナ表記はコンベア)
通常は電動機などで駆動されるプーリーまたは歯車に、ベルト、チェーンなどの無限循環帯をかけた運搬装置をいうが、他の機構もある。最も多いのはベルトコンベヤで、ゴム布・綿布・薄鋼板などのベルトを用いる。

フチコマ
漫画版の1巻およびプレイステーション版に登場。フチコマは漢字で「斑駒」、名前の由来は日本書紀と古事記に登場するスサノオの乗る馬「天乃斑駒(あめのふちこま)」より。

タチコマ
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズに登場。
テレビアニメ「攻殻機動隊S.A.C.」に登場する思考戦車。
公安9課が保有する思考戦車。機体色は濃い水色。

ウチコマ
Stand.Alone.Comprex 2nd GIG最終話でAIが焼失したタチコマの後継として公安9課に採用された。
ミリタリーグリーンで塗装されており、原作のフチコマとアニメのタチコマを合わせたようなデザインになっている。

最初の映画版「Gohst in The Shell」の時から気になっていたのだが、この作品の登場人物達は、あれだけ無線ネットワークが発達しているのに、何故わざわざ直接プラグインの有線アクセスをするのだろう、それも危険を伴いそうな時に。

原作に何かこれについての説明、あったっけかなぁ?


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