GBのアームチェアCinema見ist:コレリ大尉のマンドリン

コレリ大尉のマンドリン

コレリ大尉のマンドリン:Captain Corelli's Mandolin

監  督 ジョン・マッデン
音  楽 スティーヴン・ウォーベック
主  演 ニコラス・ケイジ/ペネロペ・クルス
助  演 ジョン・ハート/クリスチャン・ベール
製 作 年 2001・米
原  作 ルイ・ド・ベルニエール
シナリオ ショーン・スロヴォ


おすぎ絶賛…
私はペネロペ目当てで見たが…

原作は、世界的なベストセラーとなった同名小説で、原作者ルイ・ド・ベルニエールの母国であるイギリスでは20人に1人が読んだといわれ、20世紀の100冊にも選出された不朽の長篇小説…らしい。
題名にもなっている“マンドリン”。確かに、占領駐屯に楽器を背負ってくる将校というのはインパクトがあるが、だから何?主人公を演じたニコラス・ケイジと同格に存在感が無い。
そもそも、主人公の二人が惹かれあって行く過程がいまひとつ。と言うよりかなり無理があるように思える。これじゃタダの浮気女だ。
大体なー、あの結末は一寸なー…そりゃ、ねーだろ。敢えて書かないけど。
まーなぁ〜、ハリウッドだしなぁ。
アメリカ人(そう、これはアメリカ映画)って、どうしてこんなにノーテンキかなぁ。
ペネロペもTVCFではもの凄く美しく見えたが、この作品では「なんだ?疲れて骨張った女だな」と言う印象。作品の内容に合わせてキャラクターを作っていたのなら、それは凄いことだが…
一番気に入ったシーンは庁舎の引き渡しで町長が占領軍に書面でそして口頭で伝える、「クソッタレ(Fuck off !!)」と言う文言かな。
良いよな、こういう硬派なオッサン。

実際にはドイツ軍よりもパルチザンの方が残虐だったとも言われているが、降伏した友軍イタリア兵をドイツ軍が虐殺したと言う話は初めて知った。
(史実なのか??まぁ、あっても不思議ではない話だが。)
ギリシア・イオニア諸島最大の島、ケファロニア島の悲劇…って、そんな島の名前も初めて知った。(地理の時間には習わんもんな)

エーゲ海、綺麗だし、Ju87(特撮?)の急降下やヘッツアー駆逐戦車を見られたので良しとするか。
あと、オマケにペネロペの脇毛ね…(そんな程度)


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