GBのアームチェアCinema見ist:まごころを君に
まごころを君に:CHARLY
監 督 ラルフ・ネルソン
音 楽 ラヴィ・シャンカール
主 演 クリフ・ロバートソン
助 演 クレア・ブルーム
製 作 年 1969/米
シナリオ スターリング・シリファント
原 作 ダニエル・キイス
原作「アルジャーノンに花束を」 Daniel Keyes, FLOWERS FOR ALGERNON, 1966
小尾芙佐訳 早川書房 ISBN:4-15-203393-2
映画原題はCHAЯLy(Charly)
非常に有名で人気のある原作。
原作ぶちこわしのTVドラマは知っていても、映画化されていたことは日本では余り知る人がいない。
その我が国で翻案(改悪)されたTVドラマよりは数段良いが…それでも、やはり、生半可な映像は文章を凌駕できないのだ、と思ってしまう。
これは作られた時代なのだろうか。凝りすぎの映像、それと何とも時代がかったラヴィ・シャンカールのインド音楽…
そういった違和感を差し引けば「悪くはない」のだが…
やはり、原作が偉大すぎたのではと思ってしまう。
ちなみに主人公チャーリーの知的障害の原因のフエニルケトン尿症と呼ばれる先天性代謝異常は、常染色体劣性遺伝病で、現在では早期発見によって完全に対処されている。
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