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幕末ヒポクラテスたち

幕末ヒポクラテスたち


監督 緒方明
原案 映画「ふんどし医者」
脚本 西岡琢也
製作総指揮 大森一樹 浮村理
音楽 coba
出演 佐々木蔵之介/藤原季節/藤野涼子/川島鈴遥/堀家一希/諏訪太朗/阿南健治/栗原英雄/吉岡睦雄/斉藤陽一郎/真木よう子/柄本明/内藤剛志
ナレーション 室井滋
製作 2026

2026.5.9.鑑賞

本日の作品

大森一樹監督が、人情味あふれる医者とその妻を描いた1960年の映画「ふんどし医者」をベースに、幕末の京都を舞台とした、日本の現代医学の黎明期を描く作品として本作を企画。撮影準備中の2022年に大森監督が逝去したことで、企画は幻となりかけたが、かつて大森監督の助監督を務めていた「独立少年合唱団」の緒方明監督が遺志を継ぎ、完成へとこぎつけた。
その大森一樹の「ヒポクラテスたち」で映画デビューした内藤剛志が出演。他、大森一樹ゆかりの俳優、スタッフが多く参加している。

原案となった「ふんどし医者」は1960年に公開された。
中野実の原作を、「大穴」の菊島隆三が脚色し、「日本誕生」の稲垣浩が監督したもので、清貧に甘んじながらも庶民のためにつくした一人の医者を主人公にした物語。
まぁ、本作とはかなり異なる作品だったようだが。

劇伴、そう本作の映画はまさしく劇伴だった。
何だか聴いた事がある音色だなと思ったら、担当したのはcobaだった。

スポンサーだから仕方が無いが、エンディング、あれじゃ京都府立医科大学のプロモーションだぞ。

映像はなかなか、脚本そのものもまぁまぁ…だったが…

冒頭で主人公が羽ペンを作るために池で捕まえるガチョウ。
え?ガチョウって幕末日本にいたの?
それが気になってその後暫く映像に入り込めなかった。
調べたらガチョウは室町時代には日本に渡来し、本格的な飼育は明治時代からとされているそうなので、野生化したのがいても不思議ではないのだが。

エンディングの“さぁコマーシャル”の余り綺麗でない(と言うか汚い超低解像度、わざとらしい授業風景の)学校紹介の映像の印象が強く、映画そのものが全て吹っ飛んでしまった。

「万事上手くいきます。」

いや、終わりよければすべてよしなんだけどなぁ…


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