GBのアームチェアCinema見ist:ALWAYS 続・三丁目の夕日

ALWAYS 続・三丁目の夕日

ALWAYS 続・三丁目の夕日

監  督 山崎 貴
主  演 吉岡秀隆、堤真一
助  演 小雪、堀北真希、三浦友和、もたいまさこ、薬師丸ひろ子
音  楽 佐藤直紀
主 題 歌 「花の名」BUMP OF CHICKEN
製 作 年 2007
原  作 西岸良平「三丁目の夕日」(小学館:ビッグコミックオリジナル連載中)

ALWAYS 続・三丁目の夕日 前作は、雑誌で背後に建設が開始された東京タワーを望む夕日町三丁目のスチールを目にして、この映像だけでこの映画を見たいと思った。

漫画を原案にした映画であり、かつて子供向けの特撮SF映画を撮っているチームの作なので…さして期待はしていなかった。
ただ単に自分が生まれた頃の映像を見てノスタルジーに浸れればそれでとりあえずは満足だと思っていた。


ALWAYS 続・三丁目の夕日 短編漫画の寄せ集めであろう、本編は、少なくともその程度の期待感しか持たせないものだった。

その前作は多くの人の支持を集め、国内映画賞を総なめにし、名作と称することに異論を挟む人も少ない作品であった。

監督は「続編は絶対に作らない」と言っていたそうだ。
その、続編である。
Part-2に名作無し、とはよく言われるが…


ALWAYS 続・三丁目の夕日 本作は…
前作を気に入った観客に対するお礼状なのかも知れない。
邦画としてはかなり長尺(2時間26分)ではある。
が、決して長いとは感じない。そう、出来は悪くはない。悪くないのである。
しかしながら、前作ほどの大きな感動もそこには…

貶すのではなく、それは思っていたとおりの場所がそこにあり、思っていたとおりの人たちがそこにいた、と言うことなのかも知れない。


ALWAYS 続・三丁目の夕日 言うなれば、これは続編ではなく、前作と合わせて一つの映画としてみるべきなのかも知れない。

と、言うよりも、前作を気に入ったのであれば、制作者達のメッセージを素直に受け取りに行くべきなのかも知れない。

エンディングに流れる歌曲は、少なくとも前作のモノよりも数段良い、と個人的には思った。


前作ではワンカット超長回しのタイトルシーンが話題になったが…
本作でもタイトルシーンに秘密がある。
これは実際にごらんになって頂くしかないが…
賛否両論だろうなぁ。
前作とのイメージ連続を打ち切る意味では面白いと思うが…


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