GBのアームチェアCinema見ist:アリス・イン・ワンダーランド
アリス・イン・ワンダーランド 原題:Alice in Wonderland
監 督 ティム・バートン
出 演
ミア・ワシコウスカ/ジョニー・デップ/ヘレナ・ボナム=カーター/アン・ハサウェイ
脚 本リンダ・ウールヴァートン
原 作 ルイス・キャロル
音 楽 ダニー・エルフマン
製 作 年 2010
製 作 国 米
いや、余り本気で見る気はなかったんだが…
カミさんに誘われたので、三男坊と三人で見に行ってきた。
ルイス・キャロル1865年発表の「不思議の国のアリス」、続編「鏡の国のアリス」のヒロインであるアリスの新たな冒険を、ティム・バートン監督がイマジネーションあふれる世界観で描くファンタジー…だそうで。
最初から嫌な予感がしてたんだ…
19歳のアリスって…あり得ないだろ。
そもそも、あのティム・バートンだし。
更に、アリスを演じるオーストリア出身の新進女優ミア・ワシコウスカ。
この娘が…
ホンっっっっとに!不ッ細工なんだわ。
いえね、映画の後半になるとそこそこ慣れてくるのか、まぁ、良いんじゃない?と思えては来るのだが…
それって、アバターの豹顔獣人が映画後半では可愛らしく見えてくるのと同じレベルだよな。
これは(いつもより癖も毒も薄いが…)あくまでもティム・バートンとジョニー・デップの映画だろう。
映像そのものはなかなかよろしいイマジネーションではあるし、白ウサギ、三月ウサギやヤマネ(ネムリネズミ?)の造形もなかなかよろしい。
チェシャ猫はこれは素晴らしい。
けどね…
なんなんだろ、これ…
何も残らない。
途中睡魔が酷かった。
ティム・バートンの言いたいことは解るような気がしないでもないんだけどね。
出会うモノ達の指し示す方を素直に進んで行くだけの「小さなアリス」ではなく「自立しようとする娘アリス」って事なんだろう?
陳腐だな。
アリスのキャラクター設定がそもそも中途半端だし。
アリスのキャラクターを使ったティム・バートンの間借り映画…
だとしても…
ううむ…だな。
そもそも、私はティム・バートンが余り好きではないのかも知れない。
3Dの使い方はなかなか良いと思うが…
残念ながら、借景した元ネタが偉大すぎたようだ。
カミさんはジョニー・デップが大暴れするだけで満足だったらしいが。
ま、デップ・ファンは必見と言っておこうか。
エンドロールで見慣れた名前を発見。
アラン・リックマン、クリストファー・リー
出てたか?
と思ったら、芋虫とジャバワッキー(の声)だった…
(そりゃ、分からんわ…)
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