GBのアームチェアCinema見ist:冒険者たち

冒険者たち

冒険者たち:Les Aventuriers

監  督 ロベール・アンリコ
音  楽 フランソワ・ド・ルーベ
主  演 アラン・ドロン
助  演 リノ・バンチュラ / ジョアンナ・シムカス
製 作 年 1967/仏
シナリオ ロベール・アンリコ


最初にこの映画を見たのはいつだったか。
公開年によると、私は子供から少年になろうとする年頃だったはず。

映画は、子供の心--と言うと聞こえは良いが、いつまでも大人になろうとしない二人の男と一人の女。
モラトリアムなんて言葉が我々の前に登場するより、ずっとずっと以前。
でも、今みても彼らの生活は古びて見えない。

ラストシーンの俯瞰は美しくも悲しい…

「映画史上最も美しい葬儀のシーン」と言われるカットもある。

が、なによりジョアンナ・シムカス。
当時の幼い心でも、こんなに可愛い女性がいるのだろうかと思ったものだ。
そして、少々恐れながら数十年の時を経て再会した彼女は…

やはり永遠の美少女だった。

なんか、支離滅裂だけど…
とにかく、好きなんだもぉ〜ん、この映画もジョアンナも。
この作品は私のイチオシお奨め。

ジョアンナ・シムカス 数本の映画を残して銀幕から去ってしまった幻の美少女、ジョアンナ。
最近知ったのだが、実は“あの”シドニー・ポアチエに嫁いでいたのだ、彼女。
まぁ、相手がポアチエならとりあえず許せるが…

“冒険者たち”のポスター写真は、最悪のブス顔である。
実際にはこの数百倍綺麗なのだ!!

原題「Les aventuriers」。この aventurier という言葉、フランス語の辞書を紐解いてみるとこう書かれていた。
  1. 好奇心や危険嗜好によって冒険を探し求める人。
  2. 策謀家。山師。その場しのぎの策で生きている人。
当然、タイトルの意味は両方に掛かっているのだ。


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