超初級トルコ語入門


 私は緑あって、トルコに二回ほど行ったため、トルコ語がペラペラとなりました。
皆さんは全然話せない方が多いと思いますので、この場を借りてトルコ語の説明をした
いと思います。
 トルコ語はアラビア語と違い、あの訳の分からない文字(?)を使用していません。
ほとんどがアルファベットを借用しています。ただ、発音がトルコ語独特のものがある
ため、一部特殊な文字(ウムラウト)を使っています。発音は基本的には、ローマ字読み、
それも棒読みです。日本語と同じウラルアルタイ語族に属するせいか、英語のようなア
クセント(強弱)はありません。一説によると、東北の方言の雰囲気に近いとのことです。
特殊な文字については、私も発音できないし、実際、何回か発音してもらいましたが、
聞いても違いが分からなかったので説明は省略します。大丈夫、それでも通じます。私
が保証します。
 言葉で、まず、大事なのは挨拶です。「今日は」は、メルハバ」と言います。文字
どおり、このまま日本語的に読みます。これで百パーセント通じます。
 次に大切なのは、お礼の言葉です。「テシェキュール・エデリム」と言います。「あ
りがとう」の意味です。
 これで皆さんもトルコ語がペラペラとなったものと思います。何、なっていない。そ
んなことは、ありません。最初の「メルハバ」でペラ、次の「テシェキュール・ェデリ
ム」でペラ、併せてペラペラになっているのです。考えてみたら、これが普段の生活で
も大切な言葉だということに気づきます。
 初めに私はトルコ語がペラペラと書きましたが、実は違うのです。実はペラペラペラ
なのです。そうです。ご推察のとおり、もう一つ言葉を知っているのです。それは、
「これ幾ら」という言葉です。「ネカダール」と言います。しかし、これは知っていて
も使わない方が良い、というより使っても仕方がない言葉です。なぜなら、これを使う
と、相手はトルコ語がわかると思い、トルコ語で値段を言うからです。トル]語の数字
はとてもじやないが覚えるのが大変。したがって知らない。結局、値段が幾らか分から
ないのです。
 トルコ人は、一般に英語が分かりません。もっともドイツ語は、ある程度知っている
ようです。これは、ドイツに出稼ぎに行く人が多いためのようです。したがって、物を
買う時は、これ幾ら、又は、なんばや、と日本語で言い、身振りで紙に書くまねをする、
というのが正解となります。
 トルコ人(特に子ども)は、日本人と見るとジャポン、ジャポンと言って、盛んに話
しかけてきます。「メルハバ」と言いますと、喜んでもっと話しかけてきます。それも
トルコ語で。その時は、ニコニコ笑って逃げることになります。
 これで、あなたもトルコ語の達人です。いつでもトルコに行けます。さあ、トルコに
行きましょう。


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