50Mhz is No.1 |
1974年8月和歌山市に開局。無線機と言えば自作のOMも多くHFの無線機は高嶺の花。YAESU FT101BSやTORIO-TS520Xと言った10W機で開局するのがビギナーの標準でした。されど10万円を超える無線機を中学生になったばかりの私が買えるわけでなく、最初に目をつけたのが2年上の先輩の使っていた無線機です。5〜10年くらい落ちの機械でYAESU-FT・FR50BやTORIO-TS311です。終段は6JS6CとかS2001とか言う真空管で10Wの出力とはいえCBとは違い本格的な無線機でした。スイッチを入れても待ち時間があって2-3分してからシャーッとスピーカーからノイズの音が飛び出すのでした。更に古いのがありまして確かTORIO-TX・TR310ラインっていうものです。これは中古でも7-8万円していたと思います。母と相談したら、中古でなくて新品、しかも予算5万円未満ということで、一番安い新品は松下-RJX601かTORIO-QS500といういずれも50Mhz帯の無線機でした。 そこでSSBの機械がどうしても欲しかったので母に泣きついてQS500を50000円弱で購入しました。このシリーズはKencraftと呼ばれるものでキットが販売していましたが自分で作る事を諦め完成品を購入いたしました。無線屋さんの話では完成品も売れているとのことでした。QS500はTS311を母体とした50Mhzのモノバンダーです。終段の真空管がプレート400VのS2001、ドライバーが12BY7Aで10W出力です。少し触れば25Wくらいは出るRIGでしたが当時はノーマルでもよかったのです。 |
上の画像はQS500のキットに付いていたパンフレットです。これだけのイメージを植えつけられたら誰だって思わず手をだしてしまいそうな見事な物でしょう?私も、ここにある道具を揃えて作りたかったのですが、親から 絶対失敗するといわれて完成品を購入。 無線にはアンテナが必要です。当たり前ですがアンテナを買うだけの追加のお金がなかったので゜BCL用に製作していた15m程度のロングワイヤー。近所の電柱から引っ張ったもので関西電力には何も言われなかったが近所のおじさんに怒らました!おいガキ!電柱登ったらあかんで!幸いロングワイヤーは設置したままで使えます。強引に電波を乗せてCQとお騒がせしました。それでも和歌山市から淡路島の洲本市や大阪市(30〜50Km)くらいは何とか飛んでおり相手に助けられました。
そして、念願のアンテナを購入しました。それがマスプロの3エレ八木です。屋根馬にパイプ3mを付けて平屋建ての我が家にアンテナを乗せました。もちろんローテーターはありませんが大体は北東に向けておけば問題ないしビームもそれほど利いていないのでそのまま使用していました。 日本アマチュア無線連盟(JARL)では、「アマチュア」に対して以下の定義しています。
以上の5項目を各無線家に提唱している。
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