POB-6600DX 50MHz 600W PA (SD2931PP X 2)

基板の底に250mmX260mmの大型ヒートシンクがあります。その上にリニアの基板とFETをねじ止めしています。
リレー類は全て同軸リレーを使用しています。

左下に見える丸いコアが電力合成用のコイル部分です。
ここに巻いている青の同軸ケーブルは20Ωのテフロンを使用しています。二合成なので、50Ω+50Ω=100Ωの所を半分の50Ωに変換する部分となります。合成に使用する抵抗はパワー抵抗を使用しており、大変薄い平型の物ですが、国内での入手は困難を極めます。50Ω150Wで7-8000円もしますのでジャンクをお勧めします。

この抵抗のおかげでかなりコンパクトに作成することができました。しかし、ローパスフィルターは中に組み込むことが出来ず、外付けになってしまいます。ロスも考えシャーシの横に二つ穴を開けて直接同軸ケーブルを通し、ローパスフィルターを装着することにしています。

   上の写真は、今回作成しましたPOB6600DX の全景です。

 今回製作したリニアアンプは、50MHzのSD2931X2プッシュプルを電力合成して600Wを取り出すアンプです。単純にPOB6300を2台

つないでいるわけですが、電力分配と電力合成、それにバイアス切り替え回路や出力インピーダンスを安定させるための多くの技術を

使用して作成いたしました。また、私のアンプは、筐体に入っているのが余りなく実験用の基板ばかりですから、今回はきっちりと筐体に

いれて、実用的なものに仕上げてみました。まだまだ完成度は高くありませんが、テスト環境でもびくともしない性能に満足しております。

自作リニアアンプのステップをもう一段上げたいあなたにお勧めの製作記事です。

The linear amplifier which I made this time is the amplifier which electricity composes two SD2931X2 push-pull of 50MHz,and I combined two boards into 600W output. It is my original power amp "POB6300" two of them simply I joined, but I used much technology to stabilize a bias change circuit and output impedance for electricity distribution and electricity composition.
In addition, because it was only just a board of epoxy copper foil, I could be in just housing without a rest this time, and it tried to finish it to a practical thing that my amplifier was in a housing. There is not completeness highly, but is satisfied with the performance that does not move an inch in test environment either still more.
It is the production article which is recommended to you who want to already raise a step of my own linear amplifier by one step.

A 300W AMPLIFIER UNIT

左の写真は、リニアの原型になっているユニットで、トランジ
スターを組みむ前の基板です。SD2931/MRF150を2本
使用します。入力マッチングコアは43材のメガネコアを使用
しており、3φの銅パイプをそれぞれの穴に通しています。
バイアス関連は、PBO6200の所をお読みください。
プリント基板もこなれたフィーチャーとなり、プリントパターン
も標準化しています。そのため再現性が高く、量産可能な
ものに仕上げました。

これの変更版にSD2932/MRF151G用の基板も用意して
いますが、電力合成をするならジェミニタイプのトランジスター
より、セパレートプッシュプルの方がスペースはとりれますが、
熱効率が良いように思います。

 
実際にパワー電解効果トランジスターを組み込んだ物です。入力VSWRは入力10W時に1.2以下に追い込んでいます。
重要なのは、右側の入力トランスの設計にあります。銀メッキ
のケーブルを用いることは基本ですが、小型のパイプを通した
物でないと綺麗にVSWRが落ちてくれません。

また、FETを別のものに変えた場合は、FETの内部容量が異なるため再度設定をしなおす必要があります。

試しにMRF150を取り付けてマッチングを取りましたが、出力
タンクコイルの設定変更はありませんでしたが、入力コイルで
は、入力側にひとつ出力側にひとつコンデンサーを入れなければ
うまくマッチングが取れませんでした。
This photograph is a unit becoming a model of a Liner amp which is the latest unit that I used two SD2931-10 FET. A print board becomes natural content and plasticity is high and finishes it to the thing which I can mass-produce because I am standardized it.
I drive input VSWR into less than 1.2 in input 10W. A design of an input transformer of the right side includes the secret. It is basic to use a cable of silver coated, but VSWR does not fall neatly if there is not it in a thing through a small pipe. In addition, it is necessary to set it again so that inside capacitance of FET is different when I changed FET into another thing. installed MRF150 for trial and took matching,

COMBINER  UNIT

これがトロイダルコアのトランスを用いた電力合成器です。
300Wのアンプユニットを2合成するもので、最初の縦のコアトランスで並列合成し25Ωとなります。
二つ目のブルーの同軸を巻いたもので、25Ωの合成インピーダンスを2倍にあげて50Ωとして整合させるものです。
二つ目のトランスはすごく発熱し、私の場合、いくつかのコアを試しに使用して、一番発熱の低いものを使用しています。
コアは、FT114 サイズのもので秋葉原で入手しました。

これなら、600w程度コンスタントにドライブしてもびくともしませんし、合成後のパワー損失が少なくなりました。一つ目の合成トランスの下には抵抗100Ωが入っています。先に説明した代物です。これは特殊なもので薄型のターミネーター抵抗器で耐電力は150Wくらいあります。当然放熱処理が必要です。

 
to be continued

2006.12.3 update

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