野村昭彦


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記載者:国交省vs職能団体、建築士制度見直しを巡って審議が紛糾 on July 24, 2106 at 01:58:16:

国交省vs職能団体、建築士制度見直しを巡って審議が紛糾
日経BPケンプラッツ 2006/07/21
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/free/NEWS/20060721/130706/

建築士免許の更新制は見送り 国交省「他資格と整合性」
asahi.com :朝日新聞社会面 2006年07月19日10時48分
http://www.asahi.com/national/update/0719/TKY200607180698.html?ref=rss
> 偽装事件では構造計算書の偽造を元請け設計会社の建築士も見過ごした。

まだ耐震偽装問題を把握していないようですね。
姉歯は能力不足で構造計算を間違えたわけではない。
それと、構造屋が一級建築士必須というわけではなく、たまたま姉歯が同
免許を保有していたということ。

姉歯は構造屋だから、同免許取り消しをされたところで、現行法上、規模
は関係なく、構造屋としてまた仕事は出来る状態。
ただ、名義貸しという副業?が出来なくなった程度。
要するに、現行法上、どんな大規模の構造計算も無免許で無責任で誰でも
できるという問題があるから、こういった耐震偽装問題に発展したと思い
ます。

それと、関係各者【デベ技術者、意匠管理建築士、官民検査機関、ゼネコン
技術者】がチェックして見過ごしたという能力の問題ではなく、構造専門
家が、まさか耐震偽装をするという想定がなく、構造専門家の性善説により、
構造計算書をチェックしなかったから見過ごしたということが真実。

ただ、今回の事件の関係各者は、構造計算書を見る力がなかったから、
耐震偽装を見過ごしたという言い訳をしたから問題なのであり、要するに
一応チェックをしたという責任逃れのため、いわゆる法的責任回避のため、
言い訳をした。

正直に、【意匠、構造、設備という各専門は分業化されており、現行法で
は違法だが、構造計算書作成は、構造担当者に任せていたのでチェックし
ていない】ということを証言してほしかったと思います。

■ポイント
【間違い】
関係各者は、一応、構造計算書をチェックしたが(法的責任)、見抜けなかった。
あるいは見る能力がなかった。(現行法では合法)
【正解】
関係各者は、性善説により、構造担当者に任せていたので、特にチェックを
する必要性がなかった。(現行法では違法)
【改善策】
(現行法では違法)を合法になるよう、法改正するべき。
●建築士法が出来た時代とは違い、大規模建築物は、意匠、構造、設備という
各専門に分業化されており、現状にあった法改正を行うべき。
●構造担当者にも、一級建築士同等の構造建築士を創生し、責務を持たせる。
●関係各者が構造計算書をチェックしなければならない非生産的煩雑さ、非現
実的発想はやめ、あくまでも構造担当者の責務において行い、構造専門家同士
の相互チェック、いわゆるピアチェックを一般化し、法制化するべきだろう。



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