懲戒請求は誰がする


[ これへの返信を読む ] [ これへの返信を書く ] [ フォーラム目次 ]

記載者:高木つねひで on February 16, 2105 at 21:41:19:

会員の倫理規定違反に対する懲戒については、ぜひ、まず「懲戒規定」をよく読んでいただきたいと思います。

懲戒規定: http://www.jia.or.jp/join/disciplinary.htm

この中で、職責委員会は、懲戒請求された被調査会員(懲戒対象者)についての調査が任務であり、被調査会員を特定することが任務とは書かれていません。

懲戒請求については、「何人も、本会会員について懲戒の事由があると認めるときは、その事由の説明を添えて本会会長にこれを懲戒することを求めることができる」とあります。つまり、JIA会員に限らず「何人も」請求ができるのです。

新台東病院の基本設計入札に関わる懲戒については、9月16日の第138回理事会議事録と10月1日の臨時理事会議事録をよく読んでください。

第138回理事会議事録: http://www.jia.or.jp/activity/rijikai/2004/138.htm

9月16日の理事会で、齋藤職責委員長は「落札者の行動は懲戒の対象となり得るが、懲戒の対象者については、理事会の判断に委ねることにした」と報告しましたが、この会議では懲戒対象者について結論が出ませんでした。

臨時理事会議事録: http://www.jia.or.jp/activity/rijikai/2004/138-rinji.htm

下に臨時理事会議事録から抜粋しますが、発言に省略している箇所もあるので、議事録を参照して下さい。

小倉: 懲戒の対象に組織の責任者が入ることは明らかであると思っているが、どこまで対象を広げるかについては、理事会の意見をまとめるのに非常に時間がかかるのではないかと思う。そこで、まず懲戒の対象者は松田平田設計の中園社長に限定し、それ以外については、松田平田設計も含めて今回応札した36社の代表者全員に手紙を出し、この問題に対する意識を喚起するとしてはどうか。
若松: 36社のうち何社かを、改めて職責委員会にかけることは可能なのか。
橋本: 職責委員会への調査依頼は個人で出来るので、それは可能である。
相坂: 早く社会にJIAの態度をアピールすることが大切だと思っているので、落札者の会社の責任者を懲戒対象者として決定した、ということだけでも結論を出し、併せて他の応札者への対処も検討中である旨を、早く公表することが第一と考えている。
松本: 懲戒対象者を組織の代表者に特定することは全く異論ないが、個人としての建築家の倫理を考えると、やはり関係者も含めるべきだと思う。
小倉: 大会も近づいており、大会開催前にJIAとしての方向をまず示したい。中園社長以外の対象者については、別途、職責委員会にかけて再度検討してもらうことも可能なので、今日の理事会ではとりあえず中園社長を懲戒対象者として特定することにつき、理事会の承認を求めたいと思っている。
 以上の意見の後、職責委員会からの答申に基づいて、新台東病院の基本設計業務入札の件については、懲戒の事由が存するとし、その対象者は落札者である松田平田設計の中園社長に特定することにつき、理事会の承認を求めたところ、賛成多数で了承された。


これへの返信を読む



これへの返信を書く

お名前:
Eメール:

タイトル:

コメント:
・・・・・・・・

あなたのHPのURL:



[ これへの返信を読む ] [ これへの返信を書く ] [ フォーラム目次 ]