記載者：高木つねひで on December 23, 2104 at 23:38:17:
元の記事：会議の内容は全て公表して /記載者：江口征男 on December 18, 2104 at 11:26:47:
7月26日に台東区が入札を実施してから10月8日までの経緯は、関東甲信越
支部ホームページや同じく支部会報誌Bulletin12月号に掲載されたとおり
です。
その後、JIAでは、入札問題特別委員会を設置し、11月9日と12月6日に
会議が開かれました。この委員会設置および議事内容は、12月21日の理事会
で報告の上、会員に伝えられる見通しで、以下の発言は委員会の公式見解
ではなく私見と致します。
入札問題特別委員会の目的は、ダンピングなど不適切な業務受託の再発
防止にあります。そこで議論を深めるとともに具体的なアクションを起こす
ことが求められます。
議論のテーマになるのは「ダンピングとは何か」そして「個人と組織の
関係」でしょう。
入札でのダンピングを判定するには「線引き」が必要です。この線引きが
最低価格設定いわゆるローアリミットを認め、ひいては入札そのものを肯定
することにならないかという意見がある一方、入札を否定しながらもローア
リミットを導入すべきという意見もJIA会員の中にはあります。また、ダン
ピングの裏には談合の問題も潜んでいるという指摘もあります。
個人と組織の問題は、責任の所在を巡る議論です。新台東病院設計入札
問題では、松田平田設計に所属する会員について多くの議論がありましたが、
会員が納得できる解釈がありませんでした。
具体的なアクションとしては「情報収集」「調査」「情報公開」が考えら
れます。すでに、いくつかのヒアリング調査の実施が決まっており、委員会
の議事録も公開されます。また、情報収集のための窓口も設置される予定です。