記載者:Webmaster on July 09, 19102 at 10:03:06:
Toshi Jinnai 氏から、頂いたメールの掲示板への転記依頼がありました。
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私にとって非常に疑問に思っいるのは、建築家と建築士の違いは何なのか。所属するメンバーをみる限りその違いは全くわかりません。アメリカにはAIAという組織があり、AIAが教育、ライセンス等を統括していますが、現実を見ると日本の建築士と同じではないのかと思ったりします。日本のJIAは、建築家集団の集まり意識を強くしアメリカのAIAと同等に扱われたい気持ちが大きいのではないかなど思ったりします。
JIAとAIAとの大きな違いは、JIAは建築士や建築学会に対する反抵抗勢力な集団のように思います。一方、AIAはアメリカの社会にも認知され、教育、資格の面おいて多大な権威を保持しています。
それにしても日本の建築士(家)の社会的レベルは低い。アメリカの arhitect は医師は弁護士と同等な地位であるのに、先進国として情けない。更に、米国の大学間の出版されている機関紙に日本の一級建築士が紹介されていまいしたが、米国のライセンスと同等に扱えないことが記述されていました。そもそも、日本の建築士の資格で、土木学科が建築学科と同等に扱われていることこそ問題なのでしょう。
誰もが察することでしょうが、米国のように建築士(家)を育成する高等教育が出来ていない。前建築学会会長 尾島氏は日本には日本の伝統的は教育があるようなことをUIAにたいして述べておられていましたが、私としてはそれは日本の勝手な理由であり、世界では通用しないと思いました。
残念ながら、日本の建築に関する専攻を卒業するといまだに工学士 bachelor of engineer であり、けっして bachelor of architecture ではありません。また大学院にしても、master of engineer です。このあたり日本の大学、建築協会の団体はどのように考えているのしょうかね。
最後に私は日米の大学(院)そして社会で建築士(家)の違いを膚身に持って感じた一個人です。