Paris - Nice - Cannes ( 2004/09/13 - 2004/09/17 )

初めての欧州、初めてのフランスでした。

航空券の合計価格406,350 [JPY] (=387,000 [JPY] × TAX )
為替換算レート1 [EUR] = 140.40 [JPY]

【現金払い】
現金購入額420.00 [EUR]
現地交通費281.30 [EUR]
食費71.95 [EUR]
土産物代61.55 [EUR]
その他1.40 [EUR]
残金3.80 [EUR]

【クレジットカード払い】
宿泊費295.00 [EUR]
食費11.10 [EUR](Ibis での昼食分)
通信費0.69 [EUR](Nice → Paris.目的地への経路の問い合わせ。)

(※1) 実際にはこれらに加えて昼食×1(15 [EUR] くらい?)+夕食×1(22 [EUR])の費用がかかっています。
(※2) 飛行機の預入れ荷物のタグに重量が載っていたので、飛行機での移動欄は、金額の代わりにそれを書いておきます。

【 2004/09/13 】

旅程

自宅 → 新百合ヶ丘駅 タクシー 06:50 - 07:05 1700 [JPY]
新百合ヶ丘駅 → 新宿駅 小田急線 (急行) 07:09 - 07:48 300 [JPY]
新宿駅 → 成田空港駅 JR NEX 9号 (9号車 9番 D) 08:03 - 09:28 2910 [JPY]
Tokyo/Narita (1) → Paris/Charles de Gaulle (2F) Air France AF275 (44C) 12:25 - 17:50 CDG 11 [kg]
Paris/Charles de Gaulle (2F) → Charles de Gaulle-Etoile Air France Shuttle 18:50 - 20:10 (※) 10 [EUR]

宿泊

Exclusive Tilsitt Etoile HTL Room 37 Single 110 [EUR] ☆☆☆ 23 Rue Brey Paris 75017 France TEL: +33.1.43.80.39.71

部屋のほう、フランスは地上階が0階なので、日本換算4階となります。
0階にミニバーがありました。朝食も予約しておけばホテルで取れるような感じだったので、そうすると地下1階にレストランがあるのだと思うのですが、確認はしてません。
鍵のかかるクローゼット、さらにその中に貴重品用金庫がありました。こういうものがあるということは・・・ということで、外出時には念のため、預入れ用荷物をクローゼットの中に入れて鍵をかけて行きました。
照明は全部をつけても暗く、また、コンセントの位置の都合上、テーブルの上でノートPCを使う場合はバッテリー頼みとなりそうです。
期待はしていませんでしたが、シャンプーは置いてありませんでした。また、シャワーカーテンがなかったのにはちょっとびっくり。
支払いは、クレジットカード( VISA )でできました。

食事

夕食 L'ETOILE ROYALE ( 聚豊園 ) ― GRILLADES AU CHARBON DE BOIS 10.90 [EUR] + 2.70 [EUR]

暗くなってからだったので、ホテルの近くで済ますことに。財布と相談して、L'ETOILE ROYALE というお店に入ってみることにしました。
ガイドブックだか何かで「日本人は黙って店に入ってきてダメね〜」というのを読んだことがあって、“Bonjour” と店に入ったら、返ってきたのは “称好”。
帰りに見たら「聚豊園」と書かれた看板も付いてました。ヤラレタ。
こうして、私の生まれて初めての欧州での食事は、中華風フランス料理(?)となったのでした・・・。
チキンサラダ,ローストチキン,ライス,フレットアップル,水(50 cl)を注文。ご飯はやっぱり日本の方が美味しいなぁ。

ちなみに、「まこ」という日本料理店も近くにありました。寿司が 16 [EUR] 也。翌日「名古屋」を発見するも、メニュー確認できず。
結構、日本料理のお店もあるようですね。どこもお値段高そうですが。

概要

家から駅までは、バスに乗る予定がタクシーに。ま、諸事情あって睡眠時間が2時間を切っていたので、体力温存という意味ではよかったかなと思ってます。通勤客の方々にご迷惑をおかけしつつ、新宿駅へ。ラッシュ時で電車が遅れてもっとギリギリになるかと予想していたんですが、思ったより余裕がありました。さっさと成田エクスプレスに乗り換えて、体力を充電(熟睡)。気がつくと、成田空港(エールフランス=第1ターミナル)着。

久しぶりの海外ということでやることなすこと要領が悪い上に、準備不十分で空港についてからプラグ形状の変換器やらトランスやらを購入したりしていたので、時間的には迷惑をかけないギリギリくらいの時間になりました。ノートPC用に電源ケーブル(220Vに耐えるC型プラグのもの,1134 [JPY] )を、髭剃りとデジカメの充電用にトランス(50W用,7140 [JPY] )とプラグ形状の変換器(万能型,2499 [JPY] )を購入しました。現地で使う現金の確保の方は、エールフランスのチェックインカウンタの近くにみずほ銀行、少し歩いたところに東京三菱銀行があり、みずほの方がレートがよかったのでそちらで購入。

持込み手荷物には、赤地に白で「CABINE」と書かれ両脇をシアンで締めたタグがつけられました。これは今回、どこの空港でも一貫して一緒。エールフランスの工夫なのか、最近どこでもそうなのか。裏に注意書きとして「快適で安全な旅のために、機内持込み荷物は1つだけ&(縦・横・高さの総和が?) 115cmまでにしてね」とありました。

久しぶりの飛行機は、ずいぶん運転が荒かったような印象です。もっとも今時はほとんど自動化されているんでしょうから、エールフランスだからというよりは滑走路や気流の影響なのかも知れません。

日本発の便ということで(?)、食事として出された物々には日本語がいっぱいでした。また、機内アナウンスの方も、フランス語に加えて日本語のものが流れていて、外国語が苦手でも不自由しない雰囲気でした。逆に、英語でのアナウンスがなかったような気もするのですが、さすがに気のせい・・・ですかね?

個人的に、開放感のある aisle seat が好きなのですが、そこで12時間たっぷり睡眠を取るつもりでいたら、隣のおばさまたちに何度も立たされてしまい、悲しかったです。最初は遠慮してくれていたみたいだし、トイレの場合はまぁ aisle seat の宿命なのであきらめもつくんですけどねぇ・・・。ま、こうなることが予測できずに window seat を取っていなかった自分が悪いと思えば、腹も立たないということで。

長い長い12時間が過ぎると、到着前に入国カード(Carte de Debarquement)が配られ、記入します。英語でOKのようです。私の場合は旅行代理店から印刷済みのものをもらっていたので、それを準備するだけでした。職業欄は COMPANY EMPLOYEE と書いてあったかな? 隣のおばさまたちはツアー客らしく、ガイドさんに色々聞いていましたが、たしか「職業欄は空欄でもいいですよ」だとかなんだとか言われていたような気がします。その言葉を肯定するかのように、入国審査はかなりいいかげんで、何の質問もなしにハンコを押してくれました。

空港からパリ市内へは、エールフランスのシャトルバスを利用しました。チケットはバス乗り場の手前で購入できます。霧雨が降っていましたが、待合い場所は屋根つきで、濡れずに乗車することができました。夏時間のせいか、雨が降っているにもかかわらず、18:50 でまだ薄明るかったです。気温的には、冬物スーツがちょうどいい感じでした。このバス乗り場の近くに1枚もの(折り畳み式)のパリの市内地図が置いてあったのですかさず入手したのがいい判断で、最終日に非常に役に立ちました。ガイドブックの重要ページをコピーしておけば済む話ではありますが、今回そこまで周到に準備できなかったので・・・。

シャトルバスは Porte Maillot(ポルトマイヨ)のバス停に止まった後、Av. Mac Mahon を通って、Charles de Gaulle-Etoile へ。Porte Maillot のバス停は Concorde La Fayette ホテルのすぐ前なので、お金に余裕があって行きと帰りに楽をしたい人は、ここに泊まるというのもひとつの案かと思います。自分が泊まるホテルの方は、シャトルバスが Av. Mac Mahon を通ってくれたこともあって、すぐ見つかりました。20:20 着。

成田で入港検査の際にボールペンを落としてしまったので、ホテルの受付のお姉さんに売っている場所を教えてもらおうと思ったら、「(英語で)これでよかったらあげる」と言って1本くれました。今回の旅行では結局最後までこのボールペンにお世話になりました。ここで入手できなかったらと思うと・・・ありがとう、お姉さん。

【 2004/09/14 】

旅程

Charles de Gaulle-Etoile → Rocquencourt Shuttle Bus 08:45 - 09:15
Rocquencourt → Versailles Rive Droite Shuttle Bus 17:00 - 17:20
Versailles Rive Droite → La Defense → Charles de Gaulle-Etoile SNCF, Metro 18:00 - 18:25,18:45 - 18:50 3.3 [EUR]

宿泊

Exclusive Tilsitt Etoile HTL Single 110 [EUR] ☆☆☆ 23 Rue Brey Paris 75017 France TEL: +33.1.43.80.39.71

連泊。

食事

昼食 訪問先の食堂

訪問先で、前菜とデザートから3品、メイン料理1品、飲み物1品、それから食後のコーヒーをごちそうになりました。
ごちそうさまでした。

Versailles R.D. 3.70 [EUR]

100 cl と 50 cl のペットボトルを1本ずつ確保しました。ベルサイユ・リヴ・ドロワット駅の売店では、50 cl が 1.5 [EUR],100 cl が 2.2 [EUR] でした(後者はちょっと自信なし)。ちなみにレストランでミネラル(ガスなし)を頼むと 50 cl で大体 3〜5 [EUR] くらい取られる感じです。今回、スーパーに縁がなかったので、水の確保はもっぱら空港か駅でしたね。[ cl ] という単位がちょっぴり新鮮。

ところで今回はすべての日程を通して「水」の確保が最重要課題だったので、その他にどんなペットボトル飲料があったか覚えてません。炭酸飲料系のものが何かあったような気はしますが確かではなく、また、缶飲料に至ってはまったく見かけなかったような気が・・・。

夕食 Monte Carlo 13.50 [EUR] 9 Av. De Wagram 75017 Paris

セルフサービスのお店です。料理と言葉の対応をつけるのにはいいかも知れません。

概要

訪問先で丸一日、英語と仏語に漬かってました。

日本に比べ、なんとなく空気が乾燥しているような感じでした。アメを持っていくといいかも知れません。

帰り道は、時間の都合で Versailles Rive Droite 駅までのシャトルバスでした。パリ郊外なのでガイドブックに詳細が乗っておらず、駅に掲示してあった路線図としばらく格闘した挙句、結局窓口で尋ねる結果になりました。一つ覚えの “Bonjour” が効いたのか、「La Defense で降りて、そこからバスを使いなさい」と親切に教えてくれました。切符と一緒にポケットサイズの路線図に丸をつけたものをくれたので、とりあえず安心して水を確保し (SNCF の?) 列車に乗り込みました。

窓の外の風景やら車内の様子やらを観察しているうちに、La Defense の駅に到着。さて、外に出るか、と思って自動改札に切符を通そうとしたら、切符を弾き返されました。よく見ると、自動改札の入り口に「この切符はダメですよ」という絵が表示されています。駅員さんが一人もおらず完全に無人で、周りはフランス人ばかり。しかたなく駅構内をうろうろと歩き回った結果、ようやく使える改札を見つけて通ることができました。しかしそれは甘い罠。ほどなく私は Metro のホームへ到着しました。そろそろトイレに行きたかったので、冷静さを欠いていたのかも知れません。

RER → Metro の場合、同じ切符で行けるらしいことがガイドブックに書かれていたように記憶していましたが、SNCF の場合については記載がなかったような気がしていて、でもここから戻ってみたところで先は見えないので、罰金覚悟でとりあえず適当な列車に乗ってみることにしました。ホームの各サイドの上の方に、駅名がずらっと並んで各々の駅名についてランプが点灯あるいは消灯している掲示板があったので、Ch. de Gaulle-Etoile のランプが点灯している列車が来たときに乗車。果たして Ch. de Gaulle-Etoile の駅に着き、さて、無人改札。近くに車椅子用のものがあり、そこには何やら「なにかあったら駅員呼んでね」ボタンらしきものがあったので、通れなかったらそのボタンで駅員さんを呼ぼうと思いながら切符を投入しました。結果は、なにごともなく通過。なんとなく釈然としないものを感じながらも、とりあえず無事にホテルに帰ることができました。

ホテル帰着後は、翌日の空港までの経路を確認すべく、アンヴァリッド付近までお散歩(結局疲れて行き着かず)。その帰り道に夕食を採って、この日の全日程は終了。

【 2004/09/15 】

旅程

Hotel → Paris/Orly (Ouest) Taxi (07:50 check out → CALL) 08:05 - 09:00 45 [EUR] + 0.5 [EUR]
Paris/Orly (Ouest) → Nice/Nice Air France AF6208 (11C) 10:30 - 12:10 (※) NCE 14 [kg]
Nice/Nice → Hotel Taxi 12:15 - 12:20 25 [EUR]
Hotel → Sophia Antipolis Taxi 14:30 - 14:45 43 [EUR] (メーター 48.5 [EUR]。お得意様割引?)
Sophia Antipolis → Cannes Car 18:30 - 19:00 (※)
Cannes → Nice Taxi 21:55 - 22:20 63 [EUR]

宿泊

Ibis Nice Promenade Des Anglai Room 225 Single 75 [EUR] ☆☆☆ 359 Promenade Des Anglais Nice France 06000 TEL: +33.4.93.83.30.30

看板には、“Accor Hotels” とあったかも。

チェックイン開始 12:00 となっていますが、私がついたときにはまだ部屋の掃除をしていました。荷物は部屋の中に置いていいと言われましたが、ドア開いたままなんですよね・・・。結局、一抹の不安を抱きつつも、なくなってもあきらめのつく預入れ荷物の方だけを置いて、受付脇のレストランに食事に行きました。食事をしている間に部屋の準備は整ったようなので、心配ならチェックインが 13:30 くらいになるようにスケジュールを組んだほうがいいかも知れません。

印象としては、Paris で泊まったホテルに比べて安いのに、いい感じのレストランはあるし、部屋は広くて綺麗、ノートPCを使うのにちょうどいい机もあるし、シャワーカーテンもちゃんと付いている。そんな感じで、個人的にはポイント高かったです。

不満点は、ベッドが小さかったことと、ティッシュペーパーがなかったこと、シャンプーがなかったこと、くらいですかね。私の身長は 170cm ちょっとなのですが、踵がベッドからはみ出るくらいでした。1〜2人用の部屋なので、2つのベッドを斜めに使えばいいんでしょうが・・・。掛け布団もそれほど厚くないので、下着姿で寝ると夜はちょっと寒いかも知れません。

ちなみにこれは事故だと思いますが、23:00 ころ、停電がありました。ベッドの上にお店を広げて当日分の情報整理と翌日の準備をしていたら、突然部屋が真っ暗になったのでびっくり。カーテンを開けると月明かりが入ってそれなりに部屋の中の様子も見えたので、明日の準備はそっちのけで寝るか、という状態までは持っていけたのですが、お風呂に入っていなくてよかったです。隣の建物の明かりはついていたので、Ibis (の一部)だけにトラブルが起こった感じでしたね。暗くなった直後、ゴトゴト、バタバタ、と近所で音がしていたので、少なくとも同一フロアは同じような状態だったんじゃないかと思います。その後、何も説明のないまま、15分ほどしたら復活しました。

支払いは、クレジットカード( VISA )でできました。

食事

昼食 Ibis 11.10 [EUR]

最初は店員さんいなくてどうしようかと思いましたが、厨房を覗き込んだらクールなお姉さんがいて対応してくれました。
味はそこそこ。ルームチャージなのでお手軽です。

夕食 (22.00 [EUR]) タクシー乗り場の近くの坂を上がったところ

訪問先の方に、カンヌのお店で、前菜(テリーヌ)とメイン料理(ダック)とデザート(バニラ)をごちそうになりました。
フランス生活のノウハウについて語ってもらいながら、延々と2時間半くらいかけて食べてました。美味しかったです。ごちそうさまでした。

概要

ニースから Sophia Antipolis へ向かうべく、まずはオルリー空港の西ターミナルへ。前日に歩いてみた感じでは、凱旋門の近くからアンヴァリッドにあるエールフランスシャトルのバス停まで荷物を引きずって歩くのはかなりしんどそうで、また、利き手がふさがった状態で不慣れなメトロを使うのもなんとなく怖かったので、安易にタクシーを使ってしまいました。ガイドブックに色々書いてありますが、少なくともタクシーの場合、チップは不要のようです。オルリーまで乗せていってもらった方にチップをあげようとしたら、驚かれてしまいました。ちなみに運転手のおばさんの使う言語は、フランス語+カタコト英語。道案内ができないのが、もどかしかったですね。パリ経験も浅く、経路選択もお任せになってしまって。個人的にはエールフランスのシャトルバスが通る経路が近いのではないかと思っていたんですが、高速道路を走られると、時間的にはそっちの方が早く着くのかな、なんて思ってしまいます。ガイドブックによると、オルリー空港までの相場は 25 [EUR] だそうなので、やっぱり遠回りだったんでしょうね。渋滞してたので、(本来は早く着くはずだったとしても)時間もそれほど変わらなかったんじゃないかと思います。ちぇっ。

【 2004/09/16 】

旅程

Hotel → Nice/Nice Taxi (06:40 check out → CALL) 06:50 - 06:55 13 [EUR] + 0.5 [EUR]
Nice/Nice → Paris/Orly Air France AF6203 (24F) 08:15 - 09:45 ORY 14 [kg]
Paris/Orly → Velizy Taxi 09:45 - 10:00 40 [EUR]
Velizy → Porte Maillot Taxi 11:00 - 11:25 29 [EUR]
Charles de Gaulle-Etoile → Paris/Charles de Gaulle (2F) Air France Shuttle 18:45 - 19:45 10 [EUR]
Paris/Charles de Gaulle (2F) → Tokyo/Narita (1) Air France AF278 (41J → 43G) 23:25 - 9/17 18:15 NRT 16 [kg]
成田空港第1ターミナル → たまプラーザ駅 京成・高速バス 19:05 - 20:53 2800 [JPY]
たまプラーザ駅 → 最寄りのバス停 バス 20:53 - 21:05 (※) 210 [JPY]

食事

昼食 Le Hoche 15.00 [EUR] + 3.80 [EUR] 205, Rue Du Faubourg Saint-Honore 75008 Paris

Cotes d'agneau aux herbs de Provence (3), frites & haricots verts +ミネラル(ノンガス)。
13:00 過ぎくらいから非常に混んで、店員さん、戦争のような忙しさ。食い終わったらとっとと出てけ、な雰囲気でした。

夕食 Le Cristal 15.00 [EUR] + 4.20 [EUR] 6 Av. De La Grande Armee 75017 Paris

Rib-eye steak Bearnaise Souce +ミネラル(ノンガス)。
凱旋門のそばにあるお店。日本語のメニューもあるというわりに、フランス語挨拶+英語で話しかけても店員さんの対応は冷たかったです。味は普通、量は少なめ。

CDG (2F) 3.15 [EUR]

機内用に 100 cl 購入。

その他

絵葉書(3枚) NCE 1.85 [EUR] 0.95 + 0.45 ×2 ? レシートもらい忘れで合計金額含め自信なし。
土産(チョコレート他) CDG (2F) 59.70 [EUR] 13.00 × 2 + 11.60 + 10.00 + 6.05 × 2。
公衆トイレ使用 Paris 0.40 [EUR] 5, 10, 20 コインのみ使用可。

概要

日本にいるときには考えられないほど早起きしてニース空港へ。チェックインカウンタの上の電光掲示板が
  CHECK-IN CLOSE OUT : 6.50 // FLIGHT ON TIME
と流れていてかなり焦りました。そのまましれっと並んでチェックインしたら何事もなく通ったので、安心して空港内の探索へ。しばらくしてもう一度見ると、表示が 7.50 に変わってました。うーん、なんだかな・・・。ちなみに、例によって入港審査では引っかかってます。今回はベルトが原因のようでした。身体検査されるのも大分慣れましたね・・・。

この朝のフライトは、今回唯一の window seat。朝の光の方角がよく、しばらく上昇してから雲の下に見えた海岸沿いの街がとても綺麗でした。それから、旋回中に見えた海も。国内線ということで(?)、雲海とその下にある地上の景色がずーっと見えていたような印象で、いろんな雲がその場に stay しているような感じで、すっごく綺麗でした。

さてさて。

旅程をうまく立てないと(ホテルに預かってもらうとか,空港で預け入れてしまうとか)、最終日に荷物がいっぱいで街を徘徊することに。ここでスーツケースに入れていた分の荷物を送ってしまうという手もあったように思うのですが、諸々の事情により却下。さすがに利き手が塞がった状態でメトロに乗るのは怖かったので、タクシーを多用しました。

最初の訪問先へは、訪問先で手配してくれたタクシーで移動。空港で運転手さんが社名を書いたプラカードを持って待っていてくれました。そして、難なく目的地へ到着。

ところが。「行きはよいよい帰りは怖い」のは異国の地でも変わらないようで、帰りのタクシーも訪問先で手配してもらったんですが、運転手さんがフランス語しか話せない。目的地(Ch. de Gaulle-Etoile)を告げて、了解されて、走り出したのはいいんですが、見慣れた景色のところまで来たところで、「Vous ・・・?(←何といっているのか聞き取れない)」と何度も聞いてくるのです。こちらが目的地を何度も繰り返して応酬すると、「Oui ou Non ! (Yes or No !)」と怒り出す始末。今から考えると、交差点に入ろうかという時で運転手さんも焦っていたんでしょう。勢いに負けて「・・・Oui」と答えたところ、Porte Maillot のシャトルバス乗り場まで連れて行ってくれました。どうやら、こっちが異邦人なのと荷物が多いのを見て、安上がりに済むよう気を利かせてくれた模様。初日にエールフランスのシャトルバスで通った道なので土地感がなくはなかったのと、凱旋門付近まで行ってもらうにはフランス語での説明と追加料金が待っているのとで、ここで降ろしてもらうことにしました。

次の訪問先までは、途中で昼食をはさみつつ、地図を見ながら徒歩でとことこ。せっかくなので公衆トイレを使ってみたりもしました。中に持って入れるスペースがなく、荷物が盗られやしないかと心配しながらだったので、あまり落ち着いてできませんでしたが・・・。そんなこんなで無事、次の訪問先に到着。訪問当初、面会予定の方がいないなどのハプニングもあったものの、なんとか予定していた全日程を終了させることができました。

予定をひととおりこなしたので、疲れていたこともあり、少々早めの夕食をとって空港に行くことに。まだ明るかったですが、シャンゼリゼ通りをスーツにネクタイ姿で歩くのも、なんとなく場違いですしね。

Ch. de Gaulle-Etoile からエールフランスのシャトルバスで、空港へ。Ch. de Gaulle-Etoile にしろ Porte Maillot にしろ、バス停にはエールフランスの文字が入っていて、分かりやすいです。運転手さんに代金を払ってチケットをもらいました。CDG2をABCDFと回った後にCDG1、という経路のようです。運転手さん、フランス語しか話せないらしく、ターミナルAでブロンドのスマートなお姉さんが航空券を見せて「(英語で)これはどこで降りればいいの?」と質問してましたが、とりあってもらえませんでした。運行時間が押していたようで、運転手さんが殺気立っていたというのも一因かも知れません。ちなみに私も航空券からは降りる場所が分かりませんでしたが、時間もあるし間違っていたら歩けばいいや、ということで勝手知ったる(?)2Fで降車。往復でチケットを買っている場合、原則的には到着と同一ターミナルからの出発となるらしく、結果的にはそれで正解でした。

チェックインしようと思ったら大行列ができていたので、時間つぶしに土産物屋を徘徊。旅に疲れた体にはそれなりに重い荷物だったので、途中からカートを利用しました。かなり楽チンで、「最初から使っておくんだった」と後悔しても失った体力は戻ってこないわけで・・・。CDG2(2F)近辺はお店の数も少なく、すぐに見終わってしまい、時間をもてあましてました。空いたペットボトルを捨てるゴミ箱がなかったのも想定外。

何度か様子を見に行っても一向に減らない長蛇の列は、実はツアー客の列(=別のカウンタを使用)だったということが判明。もう少し分かりやすく並んでいてくれれば・・・と思いつつも、チェックインに向かいました。機内持込み荷物へのタグ付けまで含めて、この辺からは日本語が幅を利かせていて、異国情緒はカケラくらいしかないですね。カウンタの兄ちゃんが陽気な人で、挨拶を交わした後、「(フランス語で)フランス語、話せる?」と聞いてきましたが速攻で「Non」。「(英語で)英語は?」「・・・Yes」「(英語で)日本語がいい? あそこの彼女、日本語できるよ?」といった感じのやりとりの後、「それなら、日本語で」と言ったにもかかわらず、結局最後は英語でのやりとりとなりました。うーん・・・。そう言えば今回「見知らぬ人から荷物を預かっていませんか?」的な質問がなかったんですよね。あまりに無意味で廃止されたのか、フランス独特のいい加減さなのか。

チェックインに並んでいるとき、預入れ荷物の重量制限に引っかかってダメ出しされている日本人が結構いました。持込み荷物の方に詰め替えてから戻ってこい、と言われていたようです。生まれて初めて見る光景だったのですが、エールフランスが厳しいのか、最近はそういう傾向なのか。ちなみにエコノミークラスの場合、エールフランスのページによると重量制限(無料枠)は 23 [kg] となっていました。

その一方で、すごく旅慣れ(フランス慣れ?)していそうな人も見かけて、思わず見惚れてしまいました。その後、免税店で見かけたり、搭乗前の待合室で見かけたり、機内で席が近かったりと、入国審査まで何かと縁があったんですが、その振舞いは一貫して気持ちよかったです。旅するならば、かくありたい、と思いました。

機内では、「席を交換してくれ」とか「持込み荷物が機内の荷物入れに入りきらない!?」なんてイベントもありました。前者はまぁよくある話だし、交換先も aisle seat だったので、快諾。一方、後者は・・・ねぇ。せっかくの旅行なんだからお土産をたくさん買いたい気持ちは分かるし、同じ日本人なので「まぁしょうがないねぇ」くらいの軽い気持ちしか抱きませんけど、個人的にはお土産なんて規定の「機内持込み+預入れ荷物」の範囲内で十分だと思うし、オーバーしそうなら別送品として送ってしまった方がかえって楽じゃないかと思うんですけどねぇ。もっとも、空港内で免税品をいっぱい買うとそういうわけにもいかないのかな? ま、持ち込んでしまったものを今さらどうこう言っても始まらないし、他に詰める場所もなさそうだし、ってことで自分の荷物をおろして座席の下に移そうとしたら、なんとか無事に入ったようで。タイミング的に、ちょっぴり格好悪かったですねー。人間、即断即決が大切ってことなんでしょう。

ま、そんなこんなでツアー客の女の子たちがいっぱいの機内で、騒がしくなるかと思っていたら、最初の頃こそ騒がしかったものの、ライトが消えてしばらくしたら静かになって。周りを見渡すと皆さんぐっすり寝てました。時期的には、まだまだ夏休み中の女子大生の方々なんですかね? 行きと違って帰りの便の女性比率が異様に高かった(見渡せる範囲内の男性は数えるほど)のは、最終日も丸一日異国の地を堪能したいという女性心理だと分析してますが、ホントのところはどうなんでしょう。

帰りの機内のサービスは、飲み物+食事×2。サービス時以外は、ほとんど照明が落ちていました。[ABC|EFG|JKL]という並びのG席で、EFがお友達同士だったようなので、席を立たされることもなく足ものびのび、ぐっすりと眠れるはず・・・だったんですが、シートのカーブに沿っていくと頭が若干前に出すぎてしまい、安定せずに首が痛くなって、安眠できませんでした。隣の子はテーブルを出してそこにつっぷしてぐっすりと寝ていたようですが・・・。なにか、便利グッズを用意しておくといいのかも知れません(アイマスクと耳栓は機内で配ってくれてました)。機内サービスでは、最初の食事のときに「和食と洋食、どちらがいいですか?」と聞かれたのが新鮮でした。でも個人的には「サーモンとチキン、どちらがいいですか?」の方がわかりやすくて好きですね。そういえば、行きも帰りもキャビンアテンダントに気のいいおっちゃんが1人いて、それもなんとなく新鮮でした。

そういえば、今回初めて慣れない「スーツ+革靴」姿で飛行機に乗ったのですが、食わず嫌いだったのか、それほど苦痛は感じなかったですね。一応カジュアルな服も預入れ荷物に入れて持っていきましたが、現地でもほとんどがスーツ姿だったので、なくてもよかったかなと思いました。

成田に着き、諸々の手続きを終えて外に出ると、京成高速バスのカウンターで切符を購入。行きは渋滞が怖かったので使用しませんでしたが、帰りは時間を気にしなくていいので出発当初から使ってみようと思っていました。重い荷物を持ち運ばなくていいのが利点かなと。ちなみに切符の方、行きは予約制、帰りは先着順、のようです。無線を聞いている感じだと、いくつかのルートから空いているルートを選んで通っているようでした。

たまプラーザ駅でバスを乗り継ぎ、無事帰着。おつかれさまでした。

※記載してある時間は、おおむね正しいとは思っていますが、確実ではありません。大雑把な目安と考えるくらいでちょうどよいかと。特に(※)印。

( 2004.09.27 )
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