「コンピュータ画面をビデオで撮ると」

このページをご覧の方でパソコンの画面をビデオで撮影した方もいると思いますが、再生してビックリ!黒い帯が画面にどかっと写っているなんてことがあったでしょう。

これはパソコンの表示周波数とカメラのシャッターのスピードが違うためにおこるのです。
同じように東日本の場合、蛍光燈の下で撮影しても蛍光燈の周波数の違いで撮影した画面はチラチラします。
さて今回は、先日群馬で撮影した販促ビデオからのお話です。

今回の被写体です制作するビデオは成形機を監視する装置です。
これは金型から成形品がちゃんとはずれて次の準備ができているかを監視するもの。この装置でトラブルを未然に防ぎ、さらに効率を上げるものなのであるが、成形機を知らない人にはさっぱりわからないでしょう。要するに樹脂を溶かして金型に流し込み、製品や部品を作る機械です。ここではプロ用ビデオカメラのレンズキャップも作っていました。

さて、この監視装置も一種のコンピューターなので、当然画面のチラツキなどが起こるわけで、できれば販促ビデオなのでキレイに写ってほしいのである。通常の撮影のようにしたのではキレイに撮れない。でもそこがプロ用カメラ!ちょっとした操作であら不思議!すっきりした画面になりました。そうです、カメラのシャッターを画面の周波数に合わせられるのです。これは便利。

撮影中の筆者(左)家庭用ビデオカメラもシャッタースピードを変えることができるけど残念ながらここまでは無理。あきらめましょう。
でも、蛍光燈で画面がチラチラする時は、シャッタースピードを1/100にするといいですよ。
この時も工場の照明が水銀灯だったのでチラチラしたので消してもらいました。だっていっぺんに違う周波数に合わせられないからね。
かくして無事撮影は終了しました。

操作手順の確認をするクライアントさん


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