「カメラに向かって話す2」
前回の「カメラに向かって話す」は、いわゆるコメント原稿を記憶して撮影の挑むというものでしたが、今回は秘密兵器を使うことでもっと楽にカメラに向かって話ができるものをご紹介しましょう。
左の写真は、カメラの前にプロンプターという機材を取り付けたところです。 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ニュースなどの原稿を読む時カメラのレンズ前にプロンプターを取り付け、ハーフミラーによって反射した原稿を読みながら喋ると、まるで原稿を読んでいないように見えるというもの。 下の写真が喋る方が見ている画面。こちら側からはレンズは見えません。 下に置いた原稿がハーフミラーに反射しています。この原稿がモーターによって移動し、次々と原稿を送り出していきます。 この機材によって、長い原稿でも安心して話すことができるのです。
今回は創立50周年記念として、社長から社員へのメッセージを収録する仕事です。 社長には事前に原稿を渡しておりますが、約7分ほどの内容なので覚えるだけでも大変。 また原稿を思い出しながら話すのも、どうしてもぎこちなくなってしまいますので、このプロンプターの出番となりました。 胸元にはワイヤレスのピンマイクを付け、歩きながらカメラに向かって話し掛けるという感じで撮影が進みます。 約2時間ほどで撮影が終了しました。 
そして撮影した素材を編集し、創業当時の写真などもインサートして完成です。
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