「失語症」

本番中 さて今回は、失語症≠ェテーマです。
失語症≠ニは脳の言語中枢の損傷により起る言葉の障害で、その症状は様々ですが、一般に言葉が思い出せない状態とでも言えばお判りいただけるでしょうか。

失語症になってしまう原因の多くは脳卒中や脳溢血などで倒れられた時でしょうか。しかし失語症は年のいかれた方ばかりではなく、若い方でも交通事故などで脳に障害を受けてなってしまうこともあります。

その失語症≠フビデオを制作することになって9年ほどたちますが、今回の撮影場所は、ここ4年ばかり所沢にある国立身体障害者リハビリテーションセンター(以下国リハ)内のモデルハウスで行われています。このモデルハウスは障害者が生活しやすいようにバリヤフリーであるとともに様々な設備が設置されていて、車椅子でもスムーズに通れるように作られているので、撮影にも十分なスペースがあり、たいへん楽に作業が進められました。

次の準備で大忙しこのビデオは上下巻で家庭でのリハビリをテーマにしていて、今年はその下巻の制作となります。

色々な例をドラマ仕立てで解説していくというもの。言語療法士の先生も出演したりと大忙しの撮影でした。
ビデオの時間は約40分を予定しており、当然、盛り込まれた内容が多いので撮影には3日ほどかかりましたが、国リハに勉強に来ている生徒さんにお手伝いとしてきていただいたのでずいぶん助かりました。

見ている方は気づかないかもしれませんが、外の場面以外は全てこのモデルハウスで撮影されています。
シチュエーションも色々。主に家庭内でのシーンがメインですが、 撮影中の筆者下の写真は喫茶店での会話の場面の収録の様子です。
喫茶店といってもこれもモデルハウスの中。小道具を使ってお店の一角のようにしてあります。喫茶店の場面の撮影奥に座っている男性はこのビデオの監修をしていただいている、国リハの白坂先生です。ウェイターは生徒さんです。

 


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