「ステディカム、デビュー」
更新がかなり遅れていましたが、一般の方には珍しいものが入ったのでご紹介です。今回のお仕事はミュージックビデオの制作です。 曲は古屋かおりちゃんの「Rain」。
今回の撮影では小型のデジタルカメラを使用することになり、三脚に固定した撮影ではなく動きのある画面を狙っていくことにしました。しかし手持ちで撮影するにはガタガタとした画面の揺れが気になるところなので、ステディカムという防振装置を使用しました。 ステディカムというのはアメリカで開発された映画用カメラの防振装置で従来のレールを使用した移動装置より自由度が高く、滑らかな移動撮影ができるものとして、現在も盛んに使用されています。 その後、業務用ビデオカメラ用のものなども開発され、さらに小型デジタルカメラにベストマッチするタイプができました。今回使用するのは、そのDVカメラ用のものです。(写真右)
ステディカムを操るのは意外と難しいので、撮影2週間前から猛特訓です。 スムーズに移動するのがステディカムの持ち味ですから、確実に被写体を捕らえながら移動する必要があります。 まぁ、何とかいけるようになっていざ撮影です。ロケ先はは竹芝・お台場。まずは竹芝でのイメージシーンの撮影から始めました。
カメラが彼氏の役となって、カメラと一緒に走ってみたり、歩きながら歌うシーンを撮影していきます。 ゆっくりと歩く彼女を追ってカメラも移動するブレのない画面は、さすがに気持ちのいいものです。上手に使えばクレーンを使用したような感じも出るので表現の幅もでそうです。 ベータカムが使用できるステディカムがほしくなりますが、値段が高いのでそれはムリですが、DVも高画質ですので、この組み合わせでも十分効果的な映像が撮れると思います。これからのお仕事が楽しみです。

でも後半は風が強かったなぁ。ステディカムって強い風に弱いので大変だったです。
ステディカムは風の無いところで使いましょう!!
<左からマネージャーさん、メイクさん、筆者、かおりちゃん、制作会社スタッフさん>
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