「はじめの一歩」

最近はDTPソフトを使わず、ワープロソフトを使っても、けっこうなレイアウトができるようになっている。 でも、いくらパソコン上で作っても画面の中だけではしょうがない。これを手っ取り早く印刷するにはプリンターだが、レーザープリンターでは、モノクロしか印刷できないし(カラーもあるけど実用的な値段じゃないね)、カラープリンターでは時間やコストがかかってしまう。やっぱり大量に印刷しようと思ったら印刷所にお願いするしかないけど、それにはいろいろなお約束事がある。まずはDTPというより、印刷所へ入稿するための基礎知識を知っておくといいと思います。

4色のインクで印刷するのだ カラー印刷はご存知の方もいると思いますが、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色のインクで印刷しています。
この4色の版を順番に印刷すると、カラーの印刷物の出来上がりなんですね。

トンボ でもこれをズレないように印刷しないと目も当てられないものになってしまいます。いわゆる版ズレというもの。
これをズレないようにするのが《トンボ》というものです。(右図)
この十字に各色の版をズレないように合わせるとキレイに印刷ができるのです。
専用のDTPソフトではトンボを付けられる機能があったり、寸法を計ってトンボの線を引くこともできるので便利です。

四隅にあるのは、断ち落とし用のトンボです。内側になる線と線を結ぶところを切ると仕上がりの寸法になります。これがないとどこを切ったらいいかわからないので、製本屋さんは好き勝手なところを切ります(ウソ)。斜めに切られないためにもちゃんと入れておきましょう。

現在のところDTPでも従来の版下でもトンボは見当あわせのために必要な物なのでお忘れのないように。


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