FOMのそもそも


  1. FOMのそもそも
  2. FOMの活動
  3. FOM会報「カセレリア」から
  4. FOMの収支
  5. あなたの参加を待っています


FOMのそもそも

1988年1月7日の朝日新聞に、以下のような記事が掲載されました。
 南太平洋のミクロネシア連邦で国づくりを担う人材の育成を目指す同連邦唯一の実業学校、ポナペ農工高校(PATS)が、創立者の米国人神父の死で行き詰まる心配があり、神父の友人の神戸市東灘区住吉山手三丁目の貿易会社長、本吉義宏さん(54)が支援組織作りを急いでいる。
 ミクロネシアは太平洋戦争の戦場となり、多くの犠牲者を出した。本吉さんは「ミクロネシアの発展に協力することは、戦後処理が十分ではなかっただけに責任を果たすことにもつながる」と、協力を呼びかけている。
Mr. Motoyoshi Fr. Costigan
FOM創設者:故本吉義宏、PATS創立者:故コスティガン神父

 FOMは、ポナペ農工高校の創立者− コスティガン神父と神戸の貿易会社経営の本吉義弘の出会いから始まりました。1973年、同校のヤシ油精製機を視察したのが縁で神父と知り合い、教材用のトラクターやエンジンを寄贈してきました。年間四十万ドル(当時)かかる運営資金のうち、学生の授業料や政府からの補助金などで賄えるのは六割程度。残りはコスティガン神父が世界を回って集めた寄付金に支えられていました。
 同神父は1986年、学校運営を安定させるためのキャンペーンを始めました。それは、開学二十五周年の一九九○年を目標に総額四百五十方ドルの育英資金を集めるもので、「PATS25」キャンペーンと呼ばれました。
 しかし日本から「PATS25」への援助は少なく、本吉は市民レベルで基金を集める支援組織「フレンズ・オブ・ミクロネシア」の結成を思いたちました。


会員各位殿 (カセレリア創刊号より)1988

南太平洋のシュバイツァ−とよばれ、全てのミクロネシアの人達から師と仰がれ父のように親しまれたコスティガン神父(July/1914-May/1987)が逝かれて今年の5月28日に一周忌を迎えました。今ここにフレンズ・オブ・ミクロネシアの会誌第一号を発刊し会員の皆様のお一人おひとりとお話出来る事は無上の喜びであり、私は今深い感動に包まれております。

この会誌の目的は第一に会員の皆様に会の活動結果を御報告する事にありますが、さらに誌面を通してミクロネシアを学びつつ会員間の対話交流の場とする事に、より多くの意義があると考えます。同時にミクロネシア全域から集って学ぶポナペ農工高校の学生諸君、ボランティアとして世界の各地から来られて学生達の指導に当たられている教職員の方々との交流の場でもあります。

会員の皆様どうかふるって御意見、御希望をお聞かせ下さい。安易な従属を捨て、困難を承知で自由と独立の道を選んだ若い国ミクロネシア自由連合。 そして間違いなく、その将来を担うPATSの若者達。私達は今心を一つにし、カを合せて運営資金難に苦しんでいるPATSを支援する事により、あの美しく平和なミクロネシアの国々の自活自立の援助の一翼を担う素晴らしいロマンを胸に育みましょう。そして一人でも多くの仲間を集めてこの大いなる夢を分ち合いましょう。

御挨拶を結ぶに当り、ミクロネシア連邦の憲法前文を御紹介する事はこの会の運動の底流を知る為に最も有意義であると考えます。

「憲法前文より」 FSM flag
”われら、ミクロネシア国民は、主権者としてここにミクロネシア憲法を制定する”

われらは、平和と調和のうちに共に生き、過去の伝統を守り、未来への約束を果たすべき共通の願望を、ここに確認する。沢山の島々に住む人が、一国民となって結ばれるには、それぞれの文化の多種多様性を尊重せねばならない。この多様性こそが、われらを豊かにする。

海はわれらをつなぐもので、われらを引離すものではない。
われらの島々はわれらを支え、島峡国家がわれらを大きく、より強くする。

この島々に住むようになったわれら先祖は、先住者を押しのけてここに住んだのではない。ここに住むわれらは、この地以外に移ろうとは望むものではない。
戦争を知っているから、平和を願い、分割されたから統一を望む。
支配されたから、われらは自由を希求する。

ミクロネシアの歴史は人々が筏やカヌーで海を探索した時からはじまった。ミクロネシアの国は星をたよりに航海した時に生まれた。われらの世界はそれ自体一つの島であった。
われらは、相互に求めるもの、平和・友好・協力そして人間愛をすべての国へ拡げて行きたい。
他国民の保護を受けていたわれらは、いま憲法によって永遠にわれら自身の島々の誇り高き守護者となることを宣言する。


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