FOM KASELEHLIE #1

(From bulletin of NGO-FOM)

  1. ・ カセレリア創刊号 FOM代表挨拶
  2. ・ ミクロネシア憲法前文
  3. ・ 参加記 関ふみ 会員番号 F0M-00235横浜市在住
  4. ・ PATS理事長(当時)キャバナ神父
  5. ・ PEACE財団 ウイリァム・T・ウッド神父
  6. ・ お知らせ
  7. ・ 支援頂いているみなさん

会員各位殿 カセレリア創刊号 FOM代表 本吉義宏

南太平洋のシュバイツァ−とよばれ、全てのミクロネシアの人達か ら師と仰がれ父のように親しまれたコスティガン神父が逝かれて今 年の5月28日に一周忌を迎えました。今ここにフレンズ・オプ・ミ クロネシアの会誌第一号を発刊し会員の皆様のお一人おひとりとお 話出来る事は無上の喜びであり、私は今深い感動に包まれておりま す。

この会誌の目的は第一に会員の皆様に会の活動結果を御報告する事 にありますが、さらに誌面を通してミクロネシアを学びつつ会員間 の対話交流の場とする事に、より多くの意義があると考えます。同 時にミクロネシア全域から集って学ぶポナペ農工高校の学生諸君、 ボランティアとして世界の各地から来られて学生達の指導に当たら れている教職員の方々との交流の場でもあります。

会員の皆様どうかふるって御意見、御希望をお聞かせ下さい。安易 な従属を捨て、困難を承知で自由と独立の道を選んだ若い国ミクロ ネシア自由連合。そして間違いなく、その将来を担うPATSの若者達。 私達は今心を一つにし、カを合せて運営資金難に苦しんでいるPATS を支援する事により、あの美しく平和なミクロネシアの国々の自活 自立の援助の一翼を担う素晴らしいロマンを胸に育みましょう。そ して一人でも多くの仲間を集めてこの大いなる夢を分ち合いましょ う。

御挨拶を結ぶに当り、ミクロネシア連邦の憲法前文を御紹介する 事はこの会の運動の底流を知る為に最も有意義であると考えます。



「憲法前文より」


”われら、ミクロネシア国民は、主権者としてここにミクロネシア 憲法を制定する。”
われらは、平和と調和のうちに共に生き、過去の伝統を守り、未来 への約束を果たすべき共通の願望を、ここに確認する。沢山の島々 に住む人が、一国民となって結ばれるには、それぞれの文化の多種 多様性を尊重せねばならない。この多様性こそが、われらを豊かに する。

海はわれらをつなぐもので、われらを引離すものではない。
われらの島々はわれらを支え、島峡国家がわれらを大きく、より強 くする。

この島々に住むようになったわれら先祖は、先住者を押しのけてこ こに住んだのではない。ここに住むわれらは、この地以外に移ろう とは望むものではない。
戦争を知っているから、平和を願い、分割されたから統一を望む。
支配されたから、われらは自由を希求する。

ミクロネシアの歴史は人々が筏やカヌーで海を探索した時からはじ まった。ミクロネシアの国は星をたよりに航海した時に生まれた。 われらの世界はそれ自体一つの島であった。
われらは、相互に求めるもの、平和・友好・協力そして人間愛をす べての国へ拡げて行きたい。他国民の保護を受けていたわれらは、 いま憲法によって永遠にわれら自身の島々の誇り高き守護者となる ことを宣言する。




此の東京と神戸での有意義な会合の和やかな場面を、私が皆様にお伝えするよりも 会に出席された方々からのお便りの中から特に紙面の都合上、次の2部を御紹介する 事によって、距離、時間、御健康、御仕事等、様々な御都合により、御出席戴けな かった会員皆様に臨場感を読みとって戴ければと思います。 会員の皆様のおかげ で東京と神戸で、このようを有意義な会を持つ事が出来た事を重ねて御礼申します。


親愛なる”フレンズ・オブ・ミクロネシア”の皆様


皆様、初めまして。私は今、ポナペ島にあるポナペ農工高校(PATS) から皆様への初めてのお手紙を書いております。先日5日間にわたり 本吉さんと娘さんの亜理紗さんのお二人が私と学生達、教職員一同 と一緒に過されました。彼から、日本の多く一の人達がPATS支援活 動に対して素晴らしい賛同をいただいたと聞き、私がPATSの仕事を 続ける事を援助して下さる大きな家族を日本に持っているのだと勇 気づけられています。皆様がた一人ひとりが私に新しい希望を与え てくれたのです。前途がいかに長く険しい道であろうと、私は皆様 のお力によって必ず成し遂げ得ると思っています。

貴方がたのこれまでの、そしてこれからの御好意を心より感謝致し ます。どうか本吉さんと共に一人でも多くの人が私達の家族となる ように続けて御協力ください。彼は今年中に10、000人のメンパー を集めたいと願っています。

彼の目的を達成するための皆様の御協力を心より願います。PATSは ミクロネシアの人達の国造りにとても重要な役割を果たしています。 PATSはミクロネシアの広大な海域の中で唯一の四年制実技訓練校で あり、皆様のお力添えにより、私供はミクロネシアの将来を担うカ を持つ若者の育成を続けてゆきたいのです。

PATSでは農業、機械、建築を教えています。ミクロネシアの島々で は、とくに今、新しい島国が生まれつつあり、このような技術を習 得した若者を必要としています。

より多くの訓練された島の若者が増える事がより確かな自立への道 にとつながるのです。彼等がより多くの事を彼等自身で成す事が、 ミクロネシアの将来をよりよきものにする事なのです。

PATSは、この若者達をそれぞれの技術に熟練するだけでなく、比等 の国の発展を担う指導者になる事を望んでいます。私達は彼等が PATSでの4年間を終えた後、習得した新しい技術に誇りを持ち、そ れぞれの生まれ故郷に帰る事に幸せを感じ、ミクロネシアの数多く の島々に平和で幸せな生活を築く事を願っています。新しいミクロ ネシア自由連合の協定に基づき、ミクロネシアの島民は自由にアメ リカに行き、すぐ職に就く事が出来、そして無制限に居住する事が 出来ます。

私は若者達の多くがその道を選択する事を心配します。もし、彼等 がそうしたら、ミクロネシアは若者達の持つ力強いエネルギーを失 います。PATSは教育を通してミクロネシアが今日必要とする人材の 育成に努力を傾注し、彼等若者が自分の国以外の他の国で平和と幸 福を求める事の無いように願っているのです。

皆様が、”フレンズ・オプ・ミクロネシア”に賛同し、PATSを支援 する御努力は、平和と友情の絆を世界に拡げる事に大きな貢献をな さっているのである事に御確心下さい。ミクロネシアは美しい国で す。そして貴方の御努力がきっとそれをより良き国にする事でしょ う。

私達の今直面してい最大の課題は学校の運営費の問題です。私達の 学校にはアメリカ、フィリピンなどから来た献身的なボランティア の教職員達が大勢います。彼等は優秀なミクロネシア人の教職員達 と肩を並べ、協力し合いながら働いています。彼等と共に懸命によ り若い世代のミクロネシア人を訓練して国造りの人材に育てあげて います。彼等は常にPATSの卒業生の中から次の指導に当る人材を探 し、いつかは全ての教職員がミクロネシア人に取って代わる事を願 っています。運営費の不足の問題は今年、益々深刻になっています。

この学校の創設者であり、常に基金集めに奔走していましたコステ ィガン神父の死は非常に大きな打撃でした。彼に代わる人を見つけ るにはとても長い時間がかかることでしょう。自由連合条約による 連邦政府政策の変化も米国政府を通じて与えられていた学校運営基 金の大部分を失う結果をもたらしました。最近の米国株式市場の暴 落、不安定はかつての援助者の財布のひもを固く結ぶ事になりまし た。

このような時に、そしてPATSが最も助けを必要とする時にフレンズ ・オプ・ミクロネシアの驚くべき発展が見られたのです。最近まで は、私はPATSの将来をとても深く心配していました。もちろん運営 資金の面でです。しかし、本吉さんからのお話を聞いた事が私に新 たな希望を与えてくれました。彼は「我々がカを合せれば出来る」 といいます。私は彼を信じます。日本の皆様も、世界のいろいろな 国から集ったPATSの一同が皆様がたと共にミクロネシアの若者の成 長を助けるために働き続ける事を信じて下さい。もう一度皆様に感 謝の意を表します。

いつか皆様とPATSで、あるいは日本でお会い出来る日を楽しみにし ております。心より。

ジョセフA・キヤバナ S・J   (英文原文翻訳 本吉義宏)



親愛なるフレンズ・オブ・ミクロネシア会員の皆様へ

P.E.A.C.E.財団理事長
WILLIAM T.WOOD. S.J. 神父よりの感謝文 1988/3/17付け

THE PEACE FOUNDATION(PATS支援基金)は、この度、皆様からの 10、000ドルのとても有難い贈物を受取りました。故コスティガン 神父(PATS創立者、PEACE理事長)、キャパナー神父(PATS現校長) 、そしてPATSの全ての紋職員、及び学生還に代わって心からの感 謝の意を表します。

貴方からの贈物はこの学校の存続の為に非常に大きな意味を持ち、 そしてこの事がミクロネシアの若者達の夫々の技術と能力を開発 する事を可能に致します。コスティガン神父はこの学校の将来を 確かなものにする為に、PEACE財団を創設しようという考えを持 った時に、この基金の礎石と言うべき思想を次のように考えまし た。

「もし、その社会がそれ自体の発展を願うならば、その社会を構 成する一人ひとりの能力を開発すべきである。何故ならば、社会 を構成する最大の基盤は人であるから。」

その財団を創設するに当たって彼は、又、次の様に述べました。
「飢え、貧困、資源の不足、経済的無知、技術の不足、これ等の 事は世界中の開発途上国の全ての問題であります。問題点をこの 様に並べ立てる事は簡単な事です。しかしながら、知識や技術を 分かちあい、そして自分が生まれながらにして持つ能力に目覚め させ、人々に刺激を与えて、彼等自身を育成する事は毎年毎年次 の日々に向かって、忍耐強い計画が必要なのです。はじめは、良 き土壌が何を作り得るか、という事を知る事により種を蒔き、そ の地域の人々がどのような協力をしてくれるか、そしてある地域 の人々が協力して何を成す事ができるか、どの様にして経済が生 まれ、人から人へ、更に農地へ、そして村へ、 一つの国家へ、 そして、世界へ、その水平線を広げ得るか等と知識を広げていく のです。」


コスティガン神父にとってPATSの創設はミクロネシアに於ける 人間開発の為の具体的な解決法であり、その基盤となるもので す。彼は最初にあらゆる地域の島々から来た若者達を集め、彼 等に知識技術の増殖者として期待したのです。即ち、彼等が身 につけた知識そして開発した能力を彼等の家、島々に持ち帰り その地域に尽くす事にあるのです。PATSの卒業生達はコスティ ガン神父のこの計画が最も効果的である事を証明しました。

(後略)ウイリァム・T・ウッド S.J.
(英文原文翻訳 本吉義宏)




FOM連絡先


フレンズ・オブ・ミクロネシア(F.O.M.)
〒651‐0011神戸市中央区下山手通2−13−10
聯合ビル4階
(株)モトズ・工ンタープライズ内
電話:078−332−3151 FAX:078−327−4818
E−Mail Address
MOTOSENT@po.infosphere.or.jp
代表
本吉 義宏

フレンズ・オプ・ミクロネシア結成に際しその趣意に賛同戴いた会
員の皆様には心よリ感謝致します。特に次の方々には会結成の立案
者として心底より御礼申し上げます。本年2月20日本会発足の数年前
より、故コスティガン神父の毎年の来神時に神父の大いなる事業を
理解して集い、神父を励まし募金協力に盡された
 神戸新聞社社長       荒川克郎及び同社社員
 スナック魔巣群       増村久子
 スナック香兆        伯川和枝
本会発足の決意を固める為に激励をして載き、且率先して入会して
下さった、故高橋良輔氏を偲ぶ会の
 ユニチカ社長        平田 豊
 ダイキン工業常務      山田 担
 芦屋大学教授        小笠原暁
 たる樽本産業社長      たる樽本 久
        その他の諸氏
会の発足に必要な印刷物その他の準備に多大の御協力を戴いた
 通信設備コンサルタント社長 竹尾誠至
 美専堂社長         梅津則篤
 スタジオ・トッコ社長    井上陸平
 菱重印刷          宇治田秀則
会代表のポナペ訪問旅行に特別な便宜をはかって載いた
 コンチネンタル航空副社長  クライド・マキャボイ
 同東京支店長        安田晴紀
PATSに向けて4月27日神戸港から発送した機械工具類計約200点
の機材提供、船積に特に御協力を載いた
 協和海運社長        木下純一
 三友企業          西村幸雄 大西幸男
 泉産業貿易         開出強蔵 田井 実
 住金大阪プラント工事社長  永田治雄
 東洋社社長室室長      鈴木啓之
特に多額の特別協力金を戴いた
 浮谷二郎 井上陸平 山下義信 荒牧英樹 北村啓治
 安藤郁子 荒木外茂吉 関ふみ 多田美紀 栗林徳五郎
 真田多美蔵 鈴木 勇 永田純一
長時間に亘り事務協力を戴いた
 浜田京子 増村久子 伯川和江 中村久美子 中野千鶴
 吉田槙子 本吉亜理紗 近者明美 各氏(順不同、敬称略)


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