Rock &
Soul Review(2001.6.16〜2001.7.15)
演奏楽曲解説(全23曲)
※緑色は全公演で演奏
ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
International Hobo King
Tour以来、5年ぶりの演奏。山本拓夫をフューチャーした全く新しい
ロングバージョンになった。オープニングを飾るナンバー(福岡公演を除く)。アルバム「ナポ
レオンフィッシュと泳ぐ日」(1989)収録。
Heart Beat
ライブではよく演奏され、Stones and Eggs Tour、The 20th
Anniversary Tourに引き続き登場。
今回は Cafe Bohemia Meeting
の頃、「沖縄バージョン」と呼ばれていたものを思い起こさせる
アレンジとなっていた。大阪2日目のみ演奏なし。 アルバム「Heart
Beat」(1981)収録。
99
Blues
Stones and Eggs
Tour以来、2年ぶりの演奏。佐橋くんとKYONさんのソロパートに圧倒される。
アルバム「Cafe Bohemia」(1986)収録。
冗談の探求
Spoken
Words。仙台、渋公2日目、福岡、名古屋2日目の計4公演で登場。元々は雑誌「Switch」
(1989)に連載された散文詩の一部である。昨年のインターネットライブ「Summer
of 2000」
で披露された。元春がステージ上で紙切れを持ち、読み上げるスタイルは「The
Circle」以来。
Complication Shakedown
Stones and Eggs Tour、The 20th Anniversary Tour
に引き続き登場。大阪初日、渋公2日目
は演奏なし。 アルバム「Visitors」(1984)収録。
ジグゾー
新曲。リリース予定の決まっていないまったくの新曲をステージで披露するのは、See
Far Mile
Tour Part I(1992)での「Rainbow In My
Soul」以来だった。 福岡のみ演奏なし。
Rainbow In My Soul
The Hobo King Bandでの演奏は、1999年のバースデーライブとThe
20th Anniversary Tourの
初日以来3回目。キーを下げ、アンプラグドスタイルをとった。仙台、福岡、名古屋2日目は演
奏なし。 アルバム「Sweet 16」(1992)収録。
僕にできることは
Fruits
Tour以来5年ぶり、2度目の登場。アンプラグド。仙台、福岡では演奏なし。アルバム
「フルーツ」(1996)収録。
ジュジュ
The Barn
Tourのラスト2公演(渋公、横浜)で演奏された時は、ギター1本の弾き語りだった
ため、The Hobo King
Bandでの演奏は実質的には初めてということになる。アンプラグド。仙台
福岡では演奏なし。 アルバム「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」(1989)収録。
Strange
Days
International Hobo King Band
Tour以来、5年ぶり2度目の登場。大阪公演がもっとも長いバ
ージョンで、後半の福岡、名古屋公演では、途中コーラスが加わり、やや短くなった。アルバム
「Cafe Bohemia」(1986)収録。
Wild
Hearts
The 20th Anniversary
Tourでは、大幅にアレンジを変えて演奏されていたが、今回はオリジナ
ルに近い形で登場。The Heartland
時代にも、途中に曲をはさむ展開はよくあったが、メロディ
さんのボーカルによる「Respect」は秀逸。 アルバム「Cafe
Bohemia」(1986)収録。
誰かが君のドアを叩いている
See Far Miles Tour Part
II以来、8年ぶりの演奏。あまりに懐かしい。キーはかなり下げられ
ている。山本拓夫のサックスが入り、次に元春のボーカルがなぞるサビの部分が、変わっている。
福岡、名古屋2日目は演奏なし。 アルバム「Sweet
16」(1992)収録。
月と専制君主
Napoleon Fish Tour 以来、何と12年ぶりの演奏。もちろんThe
Hobo King バージョンは初め
てである。前半のスローな展開は昔とあまり変わらないが、佐橋くんのギターで突然曲調が変わ
る後半がおもしろい。 アルバム「Cafe
Bohemia」(1986)収録。
約束の橋
The Hobo King
Bandのツアーでは、毎回必ず演奏されていた曲だったが、このツアーでは渋公、
福岡、名古屋初日で外された。 アルバム「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」(1989)収録。
Individualists
Stones and Eggs Tourから登場したThe Hobo King
バージョン。元春はCafe Bohemia Meeting
以来の踊りっぷりを披露してくれた。突然始まるものと前奏を付けるものと2種類ある。オリジ
ナルはアルバム「Cafe Bohemia」(1986)収録。
Sail
On
新曲。ツアーに先がけて、インターネットでの期間限定配信があった。タイトルは仮、とのこと。
名古屋2日目以外は、本編最後の曲として、美しい照明とともにステージを彩った。ジョン・レ
ノンを思わせる、大きな愛を歌いあげる楽曲。
君をさがしている
The Hobo King Bandでは、Fruits
Tour以降毎回登場するナンバーの1つ。KYONさん、元春、
佐橋くんの3本のギター競演が楽しい。福岡のみオープニングナンバー。大阪2日目、仙台は演
奏なし。 アルバム「Heart Beat」(1981)収録。
Happy Man
アンコールでは特に欠かせないナンバー。大阪2日目、仙台は演奏なし。アルバム「Someday」
(1982)収録。
Young Forever
イントロ部分が一瞬、「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」のオリジナルを思わせる。このツアー
で唯一、アルバム「The Barn」(1997)から演奏された楽曲。The
Barn Tour以降、必ず演奏
されている。大阪初日、仙台はなし。
Vanity Factory
Fruits
Tour以来、5年ぶりに登場。KYONさんと佐橋くんのギター競演が素晴らしい。KYONさ
んの透明なギターが目を引いた。大阪初日のみ演奏なし。アルバム「Someday」(1982)収録。
Someday
7年ぶりにシータカのドラムから始まるのを聴いた。毎回演奏されてきたナンバーだが、このツ
アーでは、渋公初日、福岡で外された。仙台ではラストナンバー。 アルバム「Someday」(19
82)収録。
アンジェリーナ
いつまでも生き続けるデビュー曲。仙台のみ演奏なし。大阪、福岡、名古屋最終公演でラストを
飾った。 アルバム「Back To The Street」(1980)収録。
So Young
Fruits
Punch以来、5年ぶりに登場。昨年の山下久美子20周年記念アルバム+ライブゲスト
出演が起因か。「Yes You Need Somebody To
Love」のリフレインが増やされ、楽しい限り。
渋公2日目、福岡では演奏なし。 アルバム「No
Damage」(1983)収録。
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