大村憲司
札幌の友人から雪のたよりが届いた。一日で20センチも降ったという。季節は秋を駆
け抜け、あっというまに冬へと向かう。でも私はこんな季節が嫌いではない。
ギタリスト大村憲司を初めて観たのは、矢野顕子コンサート「Super
Folk Song」のス
テージだった。アコースティックライブだったこともあり、穏やかな口調、静かな演奏、
それでいて暖かみのある大きな存在感が印象的だった。 アッコちゃんのライブアルバム
「GOOD EVENING
TOKYO」(1988年)の中の「また会おね」では彼が紹介されている。
そのせいか私は、アッコちゃんがいつもこの曲を彼のことを想いながら、心の涙を流して
歌っているかのように感じてしまう。そして聴いていると目の前がくもってきてしまう。
彼が流星群とともに夜空に流れ消えてしまってから、2年が過ぎた。
2000/11/19
Esme
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