A Case Of You


 ワーナーミュージック・グループ洋楽名盤キャンペーン。「応募シール3枚でCDもう
1枚」という企画が今年も展開されている。送られてきた小冊子から3枚を選び出し、仕
事帰りにタワーレコード横浜店に足を運んだ。

 「MOONDANCE」Van Morrison(1970)
 「BLUE」Joni Mitchell(1971)
 「THE HEART OF SATURDAY NIGHT」Tom Waits(1974)

 昨年同様これも全くの偶然だが、3枚とも70年代のアルバムとなった。いずれも心落
ち着くような作品だ。ヴァン・モリソンはこれまでベスト盤しか聴いていなかったが、よ
うやくこのアルバムを入手する機会に恵まれた。 トム・ウェイツは昨年城山隆氏の著書
「Mr.トム・ウェイツ」(東京書籍)を読んで以来はまっている。
 ジョニ・ミッチェルのアルバムは初めてだった。元春は この「BLUE」を70年代の名
盤の1枚として選んでいる。(「ロック・クロニクルVol.3」音楽出版社) 思えばかつて
これらのソングライターを紹介してくれたのは、やはり元春だった。

   I remember that time you told me,you said,
   "Love is touching souls"
   Well surely you touched mine
   'Cause part of you pours out of me
   In these lines from time to time       ("A CASE OF YOU")

 James Taylor のギター、Russ Kunkel のパーカッション、どこまでも伸びる美しい歌
声、心に響く歌詞。すぐにこの「A CASE OF YOU」が好きになった。恋多き女性ジョニ・
ミッチェル、しばらくは彼女の歌の世界に佇んでいられるだろうか。
 そう思いつつ、応募する1枚はどれにしようかと頭を悩ませる。
 Wilson Pickett, Carly Simon, Sam & Dave, Donny Hathaway, Dr.John, Donald
Fagen, Little Feat ..... あの人だったら、何を薦めてくれるのだろう。


                                 2000/5/22
                                   Esme



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