あとがき

 



   人は誰でも/時がたつにつれて/追いかけてた夢を/失いそうになる/冬の空に浮かぶ/
   月明かりの下で/君のことだけを/胸にえがいてみる       (虹を追いかけて)


  1992年2月。景気は後退し、冬季五輪や米大統領選挙やこの国の愚かな政治家たちが新聞の一面 
 を飾る2月、お元気ですか? さて、この文章は新大阪へ向かう新幹線の中で書いています。今夜、神 
 戸国際会館で行われる佐野元春 with The Heartland のライブに行くのです。ここ2週間ほど苦しんだ 
 カゼの症状もようやく回復の兆しが見え、こうして出かけられることに心から喜びを感じています。
 (健康第一!) 関東を飛び出して元春のライブに行くのは、学生時代(89年9月)に母の田舎であ 
 る松山に行って以来のこと。今回はライブに加えて、会場で何人かの友人に会えるのがとても嬉しい。
 もし私が元春のファンでなかったなら、決して出会うことのなかった友人ばかりだ。神戸に行くにあた 
 って、会社の人間や家族にいろいろと言われたけれど "But It's Alright!"  限られた時間をいっぱい
 楽しんできます。 Beat Goes On! つまらない大人にはなりたくないだけなのさ。

                                1992.2.20(THU)1:06 pm


☆今年のカゼはしつこいと聞いていましたが、身をもって知らされました。高熱→のど→ハナ→微熱→せき 
とめぐりめぐって治るまで約4週間(!) 健康あってこそ仕事もできるし、ライブにも行ける。どうかお
気をつけて。

☆私の1992年は元春のライブと共に進行しています。実はこの N.F.T VOL.9 発行日も中野サンプラザホ
ールへ足を運びます。See Far Miles Tour Part I 、このツアーが繰り広げられている間に私は25歳になっ
たし、元春はまもなく36歳になる。時は流れていても変わらないもの、それがいつも私の心を打ち、かつ
新鮮な感動を与えてくれる。もうダメだ、もうやっていけないと思っていた時間はようやく過去になった。
こうして再び歩き始める新しい季節、今月はさらに神奈川県民ホールと大阪厚生年金会館で会えるのです。
次回のライブレポートは勿論これで決まり! 5月に発行予定です。不定期な「独り言集」ですが、是非ま
た目を通してみてもらえればうれしいです。 それでは「また明日」♪


 

Napoleon Fish Times
    VOL.9
 1992. 3. 2 発行



 
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