このページは私が日ごろ感じた事を中心に書いています。BYふじながえいじ

昨日UFOと宇宙人についての番組をやってました。見られた方おられるでしょうか?内容は記憶の心理学と最新の大脳生理学に基ずく実験から、人は何故UFOを見たり宇宙人と遭遇するのか?という事でした。興味をひかれたのは、長期記憶は自動的に大脳で再生され、さらに作り変えられるということでした。これは夢でも同じでフロイトが言ったように夢の記憶の歪曲や創作がおこなわれているという事をさらに確かなものにしました。そして宇宙人に遭遇した人たちを調査してみると多数の人が幼児期に虐待を受けていたという事実でした。いわゆる幼少時の心的トラウマを心がうまく対処しようとしてUFOや宇宙人なりの想像話を作っているということでした。実験では実際に被験者に脳電極のヘルメットを被ってもらい、脳にある特定周波数の電磁波を連続的に当てると閃光を伴った光体が左右に振幅し幻覚としてあらわれ、さらに怪物や幽霊のような顔の幻覚がみえるということです。勿論この被験者は正常な方です。それでアメリカなどの複数のUFO目撃者が発生するのは強い磁場を受けたためだと、この生理学者は主張していました。そういえば地球も天体なわけだから磁気嵐がおきても不思議ではない。番組が警告していたのは私たちの身近にある電化製品がますます磁気を帯びていくということでした。携帯電話で長話ししているのは誰ですか?(笑い)

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”世の中憂鬱なことが多すぎる””冷たい人が多すぎる”とある作家はいっています。朝、新聞やテレビを見れば必ず人が死んでいる。会社や学校、家庭では対人関係、道を歩けば劣悪な環境、どこにいてもストレスだらけ。純粋で感性豊かな人なら、こころが押しつぶされて当然です。なので皆さん自身は、決して異常で落ち込む必要はないのです。まず劣悪な情報を心にインプットするのは止めましょう。なぜなら記憶は無意識のうちに長期間保持されるからです。しかしながら人には素晴らしい適用能力があります。
どんな環境でも生きて行くチカラです。それは皆さんが先祖代代から培ってきた原始的な心的能力です。それを復活させることが大事ですね。
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子供達のあいだで不登校、そして最近ひきこもりと云われる現象が成人社会にも顕在化してきました。都市部の繁華街などを歩いていますとダンボール箱での生活者をよく目にします。いろいろと調査し考察してみた結果、これも一つの引きこもり的な現象ではないかと思われます。といいますのは、ある新聞の調査によりますとダンボールで暮らす人々の大半は田舎から仕事を求めて上京した方そして中小企業経営者、会社倒産リストラの方々で中年以降の男性が目立っております。ここで問題となるのは、彼ら本人が帰郷する場所が無いという事実であります。これは単純に家とか場所とかそうゆう問題ではありません。むしろ彼ら個人
には田舎なり元の家なりが現実的には存在しているのです。それならば何故そこへ帰ってもう少し上質な生活をしないのか?という疑問が露呈してきます。ところが彼らは帰郷する事を頑なに拒否いたします。それは何故かといいますと、実は大変なこころの問題がそこに現存するのであります。まず当事者と家族との軋轢(あつれき)があります。仮に帰っても家族に嫌われるだけという事実です。そもそもどうしてこのような希薄な人間関係が出来あがってしまったのでしょう。彼らそして引きこもりの方が異口同音に語る言葉として、ひっそりと死にたいということであります。これはまさに現代社会を象徴している現象といえるのではないでしょうか人間にとって帰る場所、安心できる場所がないという事ほど辛い事はありません。そして社会から見捨てられる事、この様に自分自身が社会そして家族との接点を喪失した時、ひとは極度に心的エネルギーを失ってこころが引きこもってしまうのです。先日起きた監禁事件の容疑者も、もしかして社会との接点を探りたかったのかもしれませんが、結果的に社会的には受け入れられない方法でした。人間には二つの体力があります。一つはマラソンなどの持久走に見られるスタミナ的な肉体体力、そしてもう一つは心的な体力。今のような激しく変化する時代においてはこの心的体力の消耗が激しいのです。それにもまして現代の人々は心的再生能力を失いつつあります。では引きこもりをなくし心的体力を増長させるにはどうすればいいのでしょう。ひきこもりは言うなれば心的自傷でしょう。このような傷はやはり人でなければ治すことが出来ません。しかも心的内傷は傷ついた人同志が相手の事を思ってシンパシー(共感)すれば同時にその人も治って行くという現象がみられます。他者(この場合ヒト以外にも森羅万象も含む)との繋がりを絶えず忘れることなく他者に畏敬の念を持って接すれば、すなわち自然と心的な持久力が出来てくるでしょう。つまりひとは自分自身の中に他者を内在しているのですから。現在のような価値観や目的が多様化した時代においては、保つべき目標を失いやすいと云えます。その中で翻弄(ほんろう)されることなく自分らしいアイデンティティを持って生きる事が重要かと思われます。もちろんアイデンティティは一つではありませんしマルチパート(多重帰属)でも構わないのです。その為の社会的枠組み作りも必要でしょう。人を支えてあげるなんていう献身的なことは死言葉になりつつありますが、実は今の社会に欠けていることであり最も重要な事であります。現代特に日本社会の場合、間違った個人主義が浸透してしまった為、自己エゴやナルシズム(自己愛)が強すぎる傾向にあります。これは重大な問題であります。つまりナルシズムが強すぎると、ゆくゆくは自分を心的破壊へと導いてしまうからです。どうかその事を肝に銘じて自分-他者との関係を再考査してみてください。
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最近睡眠障害の方が増えてますね。現在効率よく物事を推し進めようとすれば真っ先に削られるのが睡眠時間であります。いかに心地よく寝るかが精神的疾患等の治癒へのカギであります。24時間営業のコンビニ等、深夜まで営業活動する場
所が増えて脳内物質の変化が急速に進んでいます。まるで人間の脳と体を人間が自分で変化改造させているようです。これはSFではありません。その為に21世紀初頭には様々な精神疾患やこれに伴う不可解な事件が現れるでしょう。そもそも大きな大脳を酷使するヒトは眠らなければ思考情動といった基本的な生理は出来ないのです。何もしないでぼーっとすることは無意味なことではありません。これは脳自ら休息を与えているのです。脳内環境は微妙に保たれそれが心理的にも影響することは各種実験でも論証済みであります。さてそれでは、どの様にしたらうまく睡眠がとれるのでしょう。私の尊敬する冒険家、植村直美さんの残さ
れた日記にそのヒントが隠されています。彼いわく、”休むというのはむしろ大事な行動のひとつですね。休むときも余裕を持って休まなければなりません、なぜなら全力を使いきってしまい疲労困憊(ひろうこんぱい)して休んだときには回復がもすごく遅くなってあまり有効な休みにならないからです”私が以前にも申し上げた心的体力にもこの事が当てはまります。自然の働きに逆らって人間は寝ることを止めようとしています。寝て夢を見るという作業は非常に原始的なのですがこの自然宇宙のルールに則ってこころを同化させるいうことであります。またこころに蟠り(わだかまり)があって不眠等に悩まされてる方も多いですね。そういった記憶の呪縛(じゅばく)から開放されるためにもアクティブに夢をクリエーティブするのもよいかと思われます。心的抵抗で自己開示がなかなか出来ないときなど、このイメージ療法が有益であります。
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最近、いろいろなMLに加入して皆さんのお便りを拝読しております。それで考えたのですが、人の意見を聞くというのは大変エネルギーのいることですね。私は言葉の持つ意味、効用、影響力など十分に察知しております。そのコトバの持つ定義とでもいうのでしょうか。それは自分を離れて相手の心に届いたときにコトバとしての意味を持つものになるのでしょうね。少し哲学的ですが・・・
河合隼雄先生が仰ってるように聞く作業そのものの態度がこころの病を解きほぐす大事な過程なんだということ。特に心理カウウンセラーなどはコトバをよく吟味して精神療法を行いますね。ココで大事なのは相手と同じ視線で尚且つ自省的に話すという事ですね。これはMLの世界でも同じです。そもそもML上では端末さえあれば誰もが同じ条件で平等に話す事は当然の権利なのですから。私がML上で一番危惧しているのは関係妄想ということです。例えばウツの方は特に影響を受けやすいのではないでしょうか。
ウツの方のウツが影響してこころのチューニングが合ってしまうことですね。そうではなくて話す事で自分自身こころの浄化作用が働き(カタルシス)自分を冷静に見詰めることができれば、これはもうこころが元気な証拠です。MLというのは現代の冷え切った人間関係を復活させ対話の不毛性を無くす手段でもあると私は考えてます。私は何度かML上で失言をしてしまった事が多々あります。それは考えてみれば失敗に当たるわけですが、これは精神分析的に言えば幼少期の万能感が障害にぶち当たりこころが萎んでしまう状態であるといえますね。つまりはウツ的な状態です。人は失敗する生き物なのですが障害を何度か経験したのちにこころの成長が促されるといいます。失敗に一喜一憂しても仕方ないことなのですが。。。最近では自他ともこころが傷つくのが恐怖でひきこもりや言葉を無くした人がおられます。コミニュケーションというのは一つの心的技術なんです。あまりにも周囲の恫喝が大きいのでこれは育たなくなっているのは事実なんですが。しかしながら人間とは不思議な生き物で発したコトバが自分を変えていってるのです。
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最近いろいろな話をお聞ききしてると自己肯定感がとても少なくなってるんだなあと、まわりも含め自分も一部そう当てはまると思いますね。つまり具体的には自分が価値のある人間がどうか?そして自分は誰かに愛されてるのかどうか?という問いが
心底あるようですね。私が抑うつ状態になるときは非常な倦怠感を伴います。これは皆さんも経験された方が多いのではないでしょうか。フロイトがかって弟子たちから人間にとって大切な事はと聞かれた時”愛する事、働くこと”という単純明快な回答が返ってきたのです。まずは人を愛し人の為に働くということがこころの健全な発達の為に必要だという事でしょう。世間を見渡してみますとあまりにも条件付の愛情が多いので困ってしまいます。人間は繰り人形ではないのですから。どうも無意識にその坩堝(るつぼ)にはまってしまい心身症なりのサインを発し始めてやっと気がつくという事が多々あります。私は人間のこころは人に育てられる事で本当のこころになると思うんです。例えば比較心理学なんかでローレンツという学者がこんな事を言ってます。動物が不適切に育てられると闘争や繁殖などの力が損なわれ正常な選択性が失われる、社会的な抑制を喪失する。このことからも教育というものがどれだけ必然性の高いものかおわかりでしょう。つまりは他者は自己との関係において繋結性があり内在しているものといえるでしょうね。私は時々抑うつを回避しようとして依存的傾向に走ることがあります。ほとんどは根底には精神分析的に云うと去勢不安なんですけどね。例えば周囲の状況を変えたくないために自己を著しく抑制する。この依存というのは例えば具体的にはタバコ、アルコール、その他もろもろの物質依存なんです。そして関係依存においては人との良好性を求め極度に自己認知を回避してしまうのです。こんな事が続いてしまうとまたまた大きな坩堝に落ち込んでしまうので大変です。このMLだったか、どなたか仰ってたように真の自分は自分らしい自分の自己。つまり”let it be”ありのまま、なすがままでいいのです。自分を受け入れ他人を受け入れるこころの余裕が本当に欲しいと思う今日この頃です。
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さて以前にも話題にもなったのですが、心的外傷(心の傷)が事実、脳の傷にもなるという、
事がアメリカの心理学者、生理学者で実験証明されましたね。ウツや不安の時代を生きている私たちは、
当然の事ながらストレスを受けている訳ですからかなり脳を酷使してると言えると思います。
脳の中にある青班核や扁桃核が多分に変化してるのは情動や記憶に少なからず影響を与えている事と思われます。
扁桃核は特に情動の記憶を司ってるので変化の激しい現代に生きる私たちには大切な部位ですね。
但しこれが人の性なのか思考より感情が先に働いてしまうのは皆さんも経験がおありのことでしょう。
やっかいなのは脳の進化の過程で感情を司る部位が不正確で古めかしいシステムであるという事なんです。
そのために夢が混沌としたり感情が不明瞭となることなんです。さてある研究によると左前頭野はうつの感情をオフにし、
扁桃核は反対に警告を発する部位だという報告がありました。これから考えると左脳を活性化させればウツを改善させる
方法があるかも知れないという事なのかもしれません。例えばPCのマウスを左手で操作するとか。。。
今度、私も実験してみようかと思います。こころの時代には”無意識の知恵”なるものが
必要不可欠になるのではないでしょうか。自己の心理的洞察つまり内省能力を働かせることが
感情の奴隷にならずに生き生きと心働かされることが出来るのではないでしょうか。
考えてみれば私もこころの奴隷となって自分自身のこころの奴隷になってました。
これは自動思考と呼ばれるもので誰にでもある事なんですが。。。人間は特に環境に支配されやすい動物であるといえますね。
テキサス大学 心理学部ウエンズラフ教授は、うつな気分に陥ってる時は注意して気分が引き立つように
意識を向けるべきだと仰ってます。翻って現代は悲しいニュース、出来事、人を不安恐怖にしたりする媒体が数多く存在します。
先ほども書きましたように、こういった事象は人間のこころに素直に挿入しやすいのです。
ですからこういった事象はなるべく避けるのが賢明でしょうね。またリザーブ大学の心理学タイソン教授は、
何か小さな事でもやりとげて満足感を得る事がうつにはよい結果をもたらすと仰ってます。
私の経験から申しあげるのもなんですが、祈りというのも抑うつ気分には効用があろうかと思われます。
これは認知フレームのリストラといわれるもので人の為に自己を費やすことで自分自身を客観的に見られる
事が出来るという事なのです。人は一人では生きていけませんし関わりの中で
自分自身も自分のこころも癒され成長してゆくものなのでしょうね。
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