1996年9月21日(土) 東京都多摩市公民館 101人コンサート


  東京都内で普通の 101人コンサートが開かれるのは久しぶりです。
101 人コンサートスペシャルやホールが主催だった去年の練馬などを除けば数年ぶり
だと思います。
今回の主催は「森のお散歩組」という多摩市のファンが中心となっている団体です。
主催スタッフの緊張感のある雰囲気が101人コンサートらしいです。

約10分遅れの18:10にコンサートはスタート。101人コンサート第一部は浩子さん一人の
弾き語りです。

    1.風になれ〜みどりのために〜

101人コンサートの恒例として、最初の曲は開催地、主催団体などにちなんだ曲を演
奏するのですが、「多摩川でシングルレコードのジャケットを撮影した」というこの
曲が多摩の曲。

  続いて秋の歌を 2曲

    2.秋ぎつね
    3.

101人コンサート恒例のリクエストコーナー。今日は東京のコンサートということで
逆指名方式でのリクエストとなりました。浩子さんが示した条件に合う人にリクエス
ト権があります。

条件「 1人でコンサートに来ていて、一番若い人」
                そして14才の女性から 「マギー」のリクエスト
    「 1人でコンサートに来ていて、一番年上の人」
                44才の男性 「お早うございますの帽子屋さん」
    「今日(9/21)が誕生日の人」
                男性から 「空のオカリナ」
    「一番遠くから来た人」
                札幌から来た女性。このコンサートのために東京に来たとのこと
                で客席から大きな拍手が。リクエストは「Weather Song」

    4.Weather Song
    5.空のオカリナ
    6.マギー
    7.お早うございますの帽子屋さん

「Weather Song」は以前、河合奈保子さんに提供した曲で、浩子さん自身の歌での
録音はない曲です。さすが札幌から来るだけあって珍しいところをリクエストしてく
れます。

サポートミュージシャン・シンセサイザー担当の石井AQさんが登場して、第二部の
始まり。

    8.会いたくて

続いて、この11/7に発売になる新譜「しまうま」の話。
私のあいまいな記憶ですが、浩子さんの話は概略でこんな感じだったと思います。

「芦原町でのコンサート(福井県 '96/05/25)のとき、昼食後に犬を見たんです。
  犬や猫を見るといろんなところにいるなぁと、で彼らの人生とかは人間のそれとは
  ぜんぜん違っていて、鎖につながれながらも彼らは私よりもずっと自由なんじゃな
  いか。そんな彼らの生き方に感動というか、おおーっと思って、帰ってから歌にし
  ました。その曲がなぜか「しまうま」(笑)。」

でそのアルバム「しまうま」から 2曲。でも「しまうま」は歌わないので少し残念。
「廃屋に住む怪しい女の歌。違うか(笑)」という「鳥籠姫」と「ねこ曜日」ともに
岩男潤子さんに提供した曲のセルフカバーです。

    9.鳥籠姫
   10.ねこ曜日

ここで小さい子向けの曲を 3曲。

   11.おひるねしましょう    NHK「おかあさんといっしょ」提供曲
   12.まっくら森の歌        NHK「みんなのうた」
   13.おはようクレヨン      NHK「みんなのうた」

   14.流星少年
   15.風のたてがみ

最後の 1曲は「一人で部屋で落ち込んでいるときの励ましの歌」

   16.銀河通信

ステージを去る浩子さんとAQさん。会場はアンコールの拍手に包まれる。
少しの間をおいて二人が再登場。

   ENCORE ねこの森には帰れない

コンサートが半年ぶりのせいなのか、浩子さんの声がとても良く感じられました。
この日私は最前列で観ていたのですが、もっと音響的にいいポジションで聴けばよか
ったと後悔してしまうほどに浩子さんの歌がすばらしかったです。


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